 |  |  | | | SAAB 9-5 購入記 | | 騙されたと思って乗った SAAB 9-5 2.3 t |  | SAAB・・・。航空機好きなら Viggen や Draken という名を聞いたことがあるだろう。この航空機製造会社をルーツに持つ自動車メーカが現在の SAAB である。1937 年、スウェーデン航空機株式会社(Svenska Aeroplan Aktiebolaget AB)として設立された会社は、第 2 次大戦後、民生用としての航空機、90、91 の後、1947 年には初の乗用車プロトタイプ 92 を「ロールアウト」させ、1949 年より量産を開始するのである。
「これが凄く良いんだ、ドイツの「あの車」なんて目じゃない、目から鱗だよ、乗ってみようぜ。」 友人は、いぶかる私を YANASE のショウルームまで連れてきてしまった。 「さあ、これが俺のお薦め、9-5 さ。」 |  | 文:カズ内山
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|  |  |  |  |  |  | カズ内山 [会社員] |  |  |  | | 中部 VividCar 特派員です。出たばかりの新型 SAAB 9-3 Sport Sedan より、まだ見ぬ OPEL VECTRA GTS 5 Door がどうも気になるこの頃です。オーディオも大好きです。お気軽にメール下さい。 |  |
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 |  |  |  |  |  | サイドビューはかなり空力を意識したデザイン。 車両協力: NEXT |  |
|  |  | 見た目
まず、その見慣れぬ外観が目にはいる。ボンネットは、左右のフェンダーに覆い被さり、貝殻:Shell のような形状である。このボンネットが SAAB の近代ルーツを継承しているそうだ。ただの平凡な四角いセダンのはずが、横から見るとかなりのウェッジシェイプ。だまされてはいけない。優れた空力をモノにしている。ノーズをもっと低くしたらよいのに、何故?
「そう、スウェーデンで走ると言うことは、体重数百 kg の野生動物と衝突する可能性があると言うことだ。その質量を受け止めるだけの強度を持たせている。これは、万が一トラックに追突した際の潜り込みによる損害を減らす効果もある。もちろん、歩行者保護も考慮済みさ。また、側面衝突対策サイドインパクトバーを初めて量産車に採用したのも SAAB ということを忘れてはいけないよ。」
友人は運転席へとはやる私(飛行機好きの車好き)を抑え、開いた運転席の窓からさっと手を伸ばして、ボンネットを開ける。 |
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 |  |  |  | 1800 回転で最大トルクを発生する ロープレッシャーターボエンジン |  |
|  |  |  | エンジン
ボンネットには 4 気筒 のエンジンが収まっている。エンジンのむこうと右手前を結んで走る吸気系のパイプ、そう、このエンジンは排気量 2.3 L のロープレッシャーターボ、バランスシャフトを 2 本装備し、振動を押さえ込む。横の看板に書いてあるスペックを見る。ふむふむ、最高出力 136(185) kw(ps)/ 5,500 rpm 、最大トル 280(28.6)Nm(kg・m)/1,800rpm、1,800 rpm だって ?? だってアイドリングが 700 rpm ぐらいだろ ? (スペックは 2001 年モデル) |
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 |  | もう我慢できない
運転席に座る。 2.3 t では、シートは布張りになるが、当たりは柔らかくマシュマロのような、それでいてしっかりと腰を支えるクッション。最上位グレードでは、夏場、太腿や背中とシートの間にたまる汗を乾かしてくれるベンチレーション機構も備わる。冬はもちろん 3 段階可変のシートヒータ。四季を通じて快適だ。チルト&テレスコステアリングとシートの前後上下調整で殆どの人にポジションは合う。 |
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 |  | さあ、走ろう
生憎雨が降ってきた。ショウルーム外の試乗車:シルバーの 9-5 は右ハンドル。殆ど全てのグレードで左右両方のハンドルが選べるのは朗報であろう。(2001 年モデル) ドアを開けて乗りこむ。ポジションを合わせ、キーを。あれ??。 そうそう、キーシリンダーは SAAB の伝統でステアリングコラムには無い。右ハンドルなら、左手を延ばした先、センタートンネル上の、サイドブレーキとシフトレバーの中間にある。キーを回してエンジンをかける。
ワイパーは、停止〜低速時にウォッシャーを使用すると、数回往復の後、一旦停止し、フロントガラス上部のウォッシャー液がたれてきたところを見計らって、一回だけ拭いてくれる。本当に使う人の身になった設定と言えよう。 |
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 |  | 足回り
9-5 について、様々な雑誌で、ロールセンター高やロールオーバーステア特性がよく言われる。だがそんなことを気にするよりも、一度でいいから 9-5 のハンドルを握ってほしい。1.6 t 近くにもなる車体の動きは俊敏とは言わないが、タイヤ: 215 / 55 R 16 の MICHLIN Pilot HX MXV 3 A を十分使い切っており、体感するアンダーステアは恐ろしく少ない。路面の凹凸は柳に風と受け流し、片輪のみなら、段差に乗り上げようが、少々の穴にはまろうが、身構えた運転者をよそにシレッとやり過ごす。
ただし、進行方向と直角の鋭い段差を両輪で乗り越えるのは苦手。強いハーシュネスを伝えることもある。ちょっと乗るとふわふわした印象があるが、決して国産セダンのような、だらしない不快な揺れ感は皆無。ボディはみしりとも言わず、固い殻に守られているようだ。後日、国産車ではすぐ車酔いをする息子が、9-5 に乗ると殆ど酔わなかったことで証明してくれた。 |  |  |  |  |  |  |
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 |  | 動力性能
エンジンは、僅か 1,300 rpm 付近から沸き上がるようなトルクを生み出す。そして、そのトルク感は、国産の低速域トルクスカスカ、アクセル開度でごまかしの 3 L エンジンが裸足で逃げ出すに違いない。また、アクセル開度と回転の上がり方と加速が、期待通りの挙動を示す。実はこれが一番重要で、そうでない車は運転して疲れるばかりである。
さて、契約印を押してしまった私。個人的な理由で仕方なく手放すまでの約 2 年間、一緒に過ごしてみて 9-5 の評価は下がるどころか、上がる一方であった。日々の足として使ってみて初めてわかったこともあるので、次に挙げてみよう。 |  |  |  |  |  |  |
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|  |  |  |  | |  |  |  |  | 癒し系グルマ 美人だけど、どこか地味、安心できる、これがキモだ。
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 |  | |  |  |  |  | クルマ、持ってきて! ロスでレンタカーを借りて、ダイナミックな旅を実現してみよう。まずはクルマを借りるテクニックから。
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 |  | |  |  | サーブ 9-3 スポーツエステートは癒し系 ? サーブとはクルマというよりも戦闘機のイメージが強い。それらはアメリカや旧ソ連とも異なる設計思想とデザインがとても魅力的だ。そんなサーブのクルマ作りの独自性とは ? その答えは 2 種類のグレードの乗り比べにあった。
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