 |  |  | | | スマートドライビングのすすめ vol.1 | | ベテランドライバーが危ない!ブレーキングの常識? |  | インポートカーにこだわるなら、ドライビングにも気を使いましょう。国産車以上に作り手のメッセージが込められているクルマが多く、こと運転操作とアクティブセーフティについては運転する人にそれなりの知識や経験を要求することもしばしばです。 もちろんこれらは「特別」なものではありませんが、未だ多くの日本人にとっては「普通」では無い場合が多いようです。そんな中からいくつかのテーマを選んでお話ししたいと思います。 |  | 文 :田部雅彦 写真:AUDI JAPAN
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|  |  |  |  |  |  | 田部雅彦 [ドライビングインストラクター] |  |  |  | | 20 年くらい前、ラリーを一生懸命やっいてた。崖から落ちたりガードレールに張り付いたり。先輩から教わったことは「アクセル踏めぇ!」ぐらい。あの頃、タイヤやクルマの物理的な原理を知っていたら速く走れ、クルマを壊さなかったのかなぁ。 |  |
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 |  |  |  |  |  | タイヤとブレーキ性能の向上により、タイヤを ロックさせると制動距離が伸びる、ふらつく等 の既成概念は覆りつつある。 |  |
|  |  | 急制動について
「急制動」が要求される場面でも、ブレーキは強く踏んじゃいけない、つまりタイヤをロックさせない、というのが常識となっていますね。何でいけないのか?いろいろな理由が思い浮かびます。「制動距離が延びるから」、「ふらついたりスピンしちゃう」、「ハンドルが効かない」・・・この辺でしょうか。では、それらは本当ですか? 数年前ですが 70 才を越える大学教授がドライビングレッスンにいらっしゃいました。ブレーキングの実技でタイヤのロック状態を体験しましょうとなった時、この方は「そんな危ないことはしない!」とおっしゃり、目の前で他の受講者がどんどんタイヤロックさせているのに、「あの人はたまたま何でも無いが、私はタイヘンなことになるのを知っておる」と頑なに拒み続けられたのでした。確かに昔(25 〜 30 年以上前)なら、前輪がドラムブレーキだったり、タイヤもバイアス構造だったりで、かなり恐い思いもしたのでしょう。 しかし、最近の乗用車ならタイヤがロックしても「制動距離は延びない」、「ふらつかない」というのが常識です。多くのドライビングレッスンでは、 60 〜 80 km くらいからタイヤをロックさせるカリキュラムがありますが、「制動距離は延びない」、「ふらつかない」という常識を目のあたりにした受講者は一様に驚きます。これはクルマやタイヤの性能が良くなったのに、それをドライバーが知る機会が得られない社会的構造に問題があるとは思いますが、その手の話しは別の機会にしましょう。 |
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 |  |  |  | もし、左右の路面のミューが違っても、 AUDI の ABS と ESP によってフルブレーキング時にスピンしない。 |  |
|  |  |  | ABS の恩恵
ただ、タイヤがロックしていると「ハンドルが効かない」というのは、クルマやタイヤの性能が良くなっても変わらない特性です。そこで ABS (アンチロックブレーキシステム)が登場しました。 ABS が付いていないクルマを探すほうが難しい今日、イザという時、ブレーキは強く踏んじゃいけないどころか、ますます強く踏まなきゃいけない!のです。 ABS はタイヤがロックに到達する時点で始めて作動するのですから。 ABS のメリットは物理的にはもちろん大きいのですが、ブレーキ操作に気を使わない分を状況判断やハンドル操作の余裕に回せるというメンタル面も大きいのです。 急制動というのは少しでも早く(短く)止まりたいのですから、躊躇無く思いっきりブレーキを踏めれば、制動が始まるまでの遅れや初期制動力の立ちあがりなどの点で、ひじょうに有利になるのがお分かりでしょう。 ABS 装着の有無に関わらず、イザという時は「意識してガツンと力一杯ブレーキペダルを踏む」ことが大切なのを理解していただけましたか?これが、現在の「急制動」の常識です。ベテランとか運転スキルが高い人が、古い常識や先入観で踏むブレーキング、実はこれが危ないのです。 ただし、雪道での「急ブレーキ」はここまで書いてきたのとはチョット違う面があります。ウィンターシーズンのドライビングについては、秋深くなってきたらテーマとしてまとめてお伝えしたいと思います。 |
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 |  | 左足ブレーキの危険性
あと、強くブレーキを踏めない人のために「ブレーキアシスト」という装置もありますが、これは急制動したいんだ、とセンサーが感知しないと作動しませんので、最初からロックしないようにコントロールしちゃう(出来ちゃう)人には作動しにくい、という問題があります。これもベテランに多いんですよね。 あっ、もうひとつ。ひところに比べると随分少なくなっているようですが、左足でブレーキを踏んでいる人は要注意です。急制動の時には右足も突っ張ります、それがアクセルを踏み易いのです。左足ブレーキの人の急制動を数百人は見ましたが、 1 / 3 〜 1 / 4 の人が急制動と同時にフルアクセルになります。クルマは最終的にブレーキの力が勝つように設計されていますが、制動距離が延びたり大きなアクシデントに成り易いのは言うまでもありません。それに、左足はフットレストでしっかりと身体を支えるのに使うべきです。衝突を回避するような状況で、足が踏ん張れるのと上体がふらつくのでは、どんなにか運転操作が違ってくるか・・・ |  |  |  |  |  |  |
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 |  |  |  |  | インストラクターの面々。 ぜひ、一度遊びに来てください。 |  |
|  |  | 次回はドライビングポジションを
さて、話しだけではピンと来ない、そうは言っても、と思う方は、ぜひ「アウディドライビングエクスペリエンス」に来てください。必ず心から納得していただけます。 と、宣伝もさせていただいたところで、次回は「ドライビングポジション」をテーマにします。実はブレーキをしっかり踏めるかどうかは、力の有り無しよりドライビングポジションに関わっています。つま先でチョンチョン、これでもクルマは動かせちゃうからいけないんですけどね・・・ それではお楽しみに! |
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|  |  |  |  | |  |  |  |  | アウディ・ドライビング・エクスペリエンス さる 7 月 14、15 日に富士スピードウエイのテストコースにおいて、アウディ・ドライビング・エクスペリエンスが開催された。今回のプログラムは、シチュエーション 2 と呼ばれる市街地や日常の運転の中で遭遇する危険な状況と対応を体験するのである。
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 |  | |  |  | 2004 東京スペシャルインポートカーショー 東京スペシャルインポートカーショー 2004、通称 S.I.S. が行われました。直訳すると、東京特別輸入車展示会(?)となりますが、たしかに日常の生活ではなかなか目にすることのできない特別なクルマが目白押しでした。
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