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tab_star2001/10/27tab_endセーフティードライビング
スマートドライビングのすすめ vol.3
ドライビングをより積極的に楽しむために、ちょっと真剣に考えてみよう!
第 3 回「ステアリングの持ち方回し方」

 ステアリングの持ち方と回し方については諸説があります。現代のクルマではどう持っても、回してもさして問題なく動いちゃうのですが、そこがまた落とし穴なんですね。実際には、いざという時に天と地の差が出ます。どのような方法が良いのか?その諸説を確認しながら考えてみましょう。
文 :田部雅彦
写真:AUDI JAPAN

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田部雅彦_プロフィール_写真Sicon_home田部雅彦
[ドライビングインストラクター]
 20 年くらい前、ラリーを一生懸命やっいてた。崖から落ちたりガードレールに張り付いたり。先輩から教わったことは「アクセル踏めぇ!」ぐらい。あの頃、タイヤやクルマの物理的な原理を知っていたら速く走れ、クルマを壊さなかったのかなぁ。
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アウディドライビングエクスペリエンスは
教習車として A3 を使用しています。
第一に

 まずは持ち方、つまり直進状態の握り方です。昔から 10 時 10 分つまり、時計の 10 時の位置に左手、10 分(= 2 時)の位置に右手という考え方が一般的です。しかし、最近は教習所でも 9 時 15 分でも良いということになっています。また、 8 時 20 分派も少数ながら健在です。 11 時 25 分などの斜に構える方もけっこう多いかもしれません。さらに、 12 時や 6 時を両手を揃えて持ったり(6 時の内側を握るナマケモノも ・・・)、はては片手(ヒジはドアかアームレストへ・・・)などなどバリエーションは無数に存在します。

 いずれにしても、直進状態での握り方は「回し方」に直結しているので紹介までとしますが、大切なことは必要以上に力を入れて握らないということです。疲れるだけで無く高速走行でふらつく原因にもなります。リムを握る指ですが、親指と人差し指を中心にしないでください。スジが肩までつながっていない小指と薬指、中指で握ればリラックスしたグリップが可能となります。ゴルフ、テニス、スキーのストックのグリップも同じ理論で成り立っていると思います。ついでに脇もあまり空けない(ヒジを上げない)ほうが、身体の構造からも見た目にもグッド!です。
回し方のあれこれ

 それでは回し方、つまりステアリングワークについて考えましょう。 2 大勢力は「クロスハンドル」と「送りハンドル」でしょう。

(1)「クロスハンドル」は文字通りステアリングを回してゆく過程で握り直す、ステアリング上で腕が交差(クロス)する回し方です。クロスする量は浅くも深くもなりますが、直進状態の握り位置やステアリングと身体の距離が大きく関係します。ステアリングの下のほうは使わないというイメージですね。

(2)「送りハンドル」は逆に腕が交差せず、片手が 90 度押して切って 90 度引いて切ってゆく方法が基本です。これも直進状態の握り位置やステアリングと身体の距離によって片手が受け持つ量が変わってきます。ステアリングの右半分は右手が、左半分は左手が受け持つイメージですね。

 その他の勢力では、
(3)「迎えハンドル」は曲がる方向の手が 12 時の位置へ移動、握り直し、下へ引き下げます。握る位置に迎えに行った手が元に戻ってくるわけです。そのまま下まで行ってしまう(結果 180 度切れる)ことも可能です。送りハンドル同様、ステアリングの右半分は右手が、左半分は左手が受け持つイメージです。

(4)いまだなお少なくないのが「内がけ」です。VividCar.com の読者で内がけを是とする方はいないと思いますが、 12 時あたりのリムを内側から握って背負い投げのごとくステアリングを投げ飛ばす、ような切り方ですね。 40 〜 50 年前ならパワーステアリングが無くて、街中のアベレージスピードや交通量を考えると許せもしますが・・・

 上記以外にもアレンジや派生パターンがあると思いますが、基本的な 4 種類について簡潔にまとめてみましょう。

 「クロスハンドル」も「送りハンドル」もステアリングの切り始めや軸になる操作が、「ステアリングを前に押す」という動作になるので身体がシートバック(背もたれ)に押し付けられるのも良い点です。例えば左コーナーの時に身体には右に倒される横 G が働きます。これが激しい走行や事故回避の時どうなるか・・・、無意識に身体を支えようとステアリングにしがみつき、左に切りたいのにステアリングを右に切ってしまう、という現象が発生するのです。最初に書きましたが、普通の走行では悪い点はなかなか感じられません。いざという時に初めて判る、いや現実にはほとんどの気が付かないかもしれません。クロスハンドルの良い点「手の位置からタイヤの向きがイメージしやすい」というのも普段は全く必要性を感じませんが、タイヤのスベリ量が多くなってきたのを感じたり、クルマの挙動が乱れて立て直すときにタイヤの向きを意とする方向に向けて行く、といった場面では大きく物を言います。
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クロスハンドル
●右カーブでは左手がステアリングを押しながら切り込んでゆきます。
●左手が切れるだけ(2 時から 3 時くらい)切ったら、右手はクロスして左手の対角を握るべく移動します。
●右手が握り直したらステアリングを引っ張りながら切ります。その間に左手は再び 9 時の位置を握って、以降繰り返します。(ロックまで 1 回転半として、 3 アクション)
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送りハンドル
●同時に右手は左手とバトンタッチするべく 12 時の位置へ滑らせてゆきます。
●バトンタッチした右手で 12 時から 3 時まで引っ張ります。同時に左手も 9 時の位置へ戻ります。以降はこの繰り返しです。(ロックまで 1 回転半として、 6 アクション)
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迎えハンドル
●右カーブでは予め右手が 12 時の位置へ移動し握り直します。
●その右手でステアリングを 12 時から引っ張り下げます。 6 時まで切ることが出来ます。この時左手は 9 時の位置で待機、ステアリングは手の平の中で滑らせます。
●左手がしっかり握っている間に右手は 12 時の位置へ戻ります。以降繰り返し。(ロックまで 1 回転半として 6 アクション。ただし、 12 時まで戻るのにも大きなアクションを要します。)
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内がけ
●右カーブでは左手が 12 時の位置、リムの内側を握り 3 時から 4 時のあたりまで切り込みます。右手でホールドしている間に再び左手は12時へ戻って、以降これを繰り返します。
 さて、自分のスタイルは如何にあるべきか結論は出たでしょうか ? 普段は内がけでワインディングは送りハンドル・・・残念ながらいざという時は普段やっていることしか出来ません。だからこそ自分が決めた一つのスタイルをきっちりと身に付けるのをお奨めします。テストドライバーの中には基本をクロスハンドルとして、微調整は手が交差したところで指先で送りハンドルでやる、というツワモノもいます。スミマセン!ますます迷わせてしまいますね。「考えてないでステアリングを握ってみれば」と言いたいのですが、くれぐれも一般道を走行しながら考えたりやってみたりしないでくださいね。 そうです!一番良い方法はアウディドライビングエクスペリエンスに参加することです!
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Audi Driving experience
http://www.audi.co.jp/a...
申し込み方法や講習内容、スケジュール等
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