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tab_star2001/12/08tab_endセーフティードライビング
スマートドライビングのすすめ vol.4
第 4 回「シフトレバーの操作」
 前回はステアリングの操作について考えました。そうすると今回はペダルかシフトレバーあたり、という感じですが、ブレーキペダルの踏み方(いざという時の)は第1回で取り上げましたので、今回はシフトレバーのスマートな操作をテーマにしましょう。マニュアルのシフトワークをかっこ良く決める、VividCar.com 読者の皆さんには必須科目でしょう。もちろん、AT レバーにも「スマートドライビング」に不可欠なポイントがあるんです。
文 :田部雅彦
写真:AUDI JAPAN

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田部雅彦_プロフィール_写真Sicon_home田部雅彦
[ドライビングインストラクター]
 20 年くらい前、ラリーを一生懸命やっいてた。崖から落ちたりガードレールに張り付いたり。先輩から教わったことは「アクセル踏めぇ!」ぐらい。あの頃、タイヤやクルマの物理的な原理を知っていたら速く走れ、クルマを壊さなかったのかなぁ。
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グリップを左右に振ると常に真ん中に戻ります
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今回の話はこのシフトパターンの場合です。
マニュアルミッションのシフトワーク

 まずグリップの握り方ですが、強く握ってはいけません。ステアリングの時にも触れましたが、強く握ると腕全体に力が入り、スムーズな、正確な動きを妨げます。手のヒラで包むというイメージが近いでしょう。

 握る方向も真上からに固定しないで下さい。イメージとしては手のヒラの中でコロコロとグリップが遊ぶ感じで、レバーを動かす方向によって握る(場合によっては手のヒラを「当てる」という感じ)方向もその都度変わると心得てください。

 次は重要なポイントです。シフトレバーのスプリングを認識して(感じて)ください。グリップを左右に振ってみるとスプリングが効いていて、常に真ん中に戻りますね。このスプリングを有効に使うことが上手なシフトワークのポイントなんです。

 それではひとつひとつ操作を考えてゆきましょう。今回はモデルに「アウディ TT」を使います。「左ハンドル」と写真の「シフトパターン」が前提になりますので、右ハンドルやシフトパターンが違う場合は適宜変換して理解してください。
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実際に動かしてみましょう

【N → 1】
 それでは 1 速にシフトしてみましょう。助手席側の斜め上からグリップに手のヒラ当て、スプリングを押し(運転席側へ)、縦ゲートに当たったら手のヒラを少し前方へ向け押し進みます。
 TT はシフトレバーを上から押すと R に入れられるタイプなので、上からの力が入らないように気をつけます。


【1 → 2】
 2 速へのシフトアップは、スプリングの力に勝つ程度の力を運転席側に加えつつ、指の付け根でグリップを前から後ろに引き進めます。一気に引くのではなく、力に入れ方を「2 つの滑らかな山と N を通過するときに谷を」イメージします。


【2 → 3】
 3 速へのシフトアップはスプリングの力を活かします。シフトレバーのグリップを手の平で前へ押してゆきます。グリップを握らないように、左右にレバーが自由に動けるようにすれば、横ゲートに達した所でスプリングの力でレバーは真ん中、つまり 3 速の入り口に自動的に来ます。ここでも操作は一気に進めるのでは無く、スプリングが仕事をするタイミング(横ゲート)では手の力を気持ち緩めるイメージを持ってください。


【3 → 4】
 指の第二関節のあたりでグリップを前から後ろに引きます。力の方向が多少ズレても、レバーのスプリングの力を活かせば必ず 4 速に行き着きます。やはり力の入れ方は横ゲートで谷を作るようなイメージです。


【4 → 5】
 レバーの軌跡は 2 → 3 と同じですが、グリップの仕方と力の方向は随分違います。スプリングの力に負けると 3 速に入ってしましますので、最初から手のヒラを助手席側に向け、横ゲートでレバーが右に移動するように力をかけながら進みます。グリップを強く握らないのはここも同じで、スプリングの反力を感じながら進めることでミスシフトを防げます。この辺の速度域でシフトミスするとチョッと怖いですよ。


【5 → 6】
 TT は 6 速まであるんですね。手のヒラを助手席側に向け、スプリングの力に勝つ程度の力を助手席側に加えつつ、指の付け根でグリップを後ろから前へ押し進めます。


 シフトアップは以上です。それぞれのポジションごとに説明しましたが、レバーの軌跡は似ていても力の方向(=手の平の方向)が違う点をしっかりと押さえてください。

 グリップを強く握ってシフトするとどうなるのでしょうか?エンジンが大きな力を発したり、タイヤから大きな入力があるとミッションは傾きます。(縦置きの場合、)いつもの位置で 3 速にシフトしたはずが、ミッションが右に傾けば 1 速に入ってしまいます。リンケージタイプであっても、横 G により体が傾いたり手が動き難いとミスシフトの可能性が高まります。とくにシフトアップのつもりでダウンしてしまうと、エンジンをオーバーレブさせたり急激なエンジンブレーキによりスキッドしたりと、致命的な結果が待っています。
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シフトダウンは

 続いてシフトダウンを考えましょう。
 手のヒラの方向や力のかけ方はシフトアップを参考にしてもらえばお解かりになると思いますので、ここでは連続して写真を並べてみます。手首の使い方(スナップ)もイメージに加えながら見てください。
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AT レバーの操作

 さて、次にオートマチックレバー(セレクター)の操作について考えましょう。
 セーフティロックボタンはほとんどのクルマに付いているのに活かしていない方がとても多いようです。いつでもこのボタンを押したままレバーを動かしていて、エンジン ON、D にシフトしようとして勢い余り 2 や 1 へ、戻そうとしてまたまた N や R へ、やっと気を付けてゆっくりと D へ、なんて経験はありませんか?これではシフトミスが起こってもおかしくありません。
 「ロックボタンは必要無い時は押さない」のが正解です。

・P → R ではボタンを押します。
・R → N → D ではボタンは押しません。

 ボタンを押さないで引いてくれば自動的に D まで来ます。クルマによっては D の一つ下まで入るものもありますが、普通に前進出来る位置に落ち着くわけです。
 また、何らかの理由でレバーを前へ動かしても入るのは N までで、エンジンの力がタイヤに伝わらず安全を確保出来ます。

 さらに、緊急的に駆動を切りたい時にはレバーを前へ押す(叩くで OK、写真 EMG.)という対処方法も憶えておきたいポイントです。これは助手席からも可能です。

 今回は以上です。
 シフトワークに関連して、これからの季節に知っておきたいのが「エンジンブレーキ」のスマートな操作です。次回はこの辺をテーマにしましょう。滑り易い雪道、それも下り坂、カーブが見えてきたらまずシフトダウン、エンジンブレーキで減速、、、これって場合によっては危ないんですよ。

 アウディドライビングエクスペリエンスは 2 月はウィンタープログラム(シチュエーション 5)を予定しています。昔から「百聞は一験?にしかず」と言いますね。
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