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tab_star2001/10/03tab_endクルマの王道セダンボディ
走りの天才たち
ここ 5 〜 6 年に海外で試乗したクルマを集めた
 海外にでるようになって、どうしても自力で移動しないといけないことになった。そこでついにレンタカーを借りた。何年前のことだろうか。10 年も前のことじゃないけど。あるときまでは一生海外で運転することはないと決めていたから、それ以前とその後では海外における生活が一変した。

 確かに、海外で運転するには最初とても勇気がいる。慣れない右側通行、交通ルール、故障したときのバックアップから身の安全まで。何よりレンタカーを借りると言う場面をクリアーしないといけない。

 幸いなことに命の危険にさらされたことはないが、危なかったことは何度かある。現代ののクルマを借りるかぎりはなんの問題もないが、わざわざ危ない場所へ行くこともあるまい。ロスのダウンタウンは結構危ない場所があるが、高級車でパンクしてしまい、タイヤの交換中に襲われて(ホールドアップ!)クルマを盗まれた事例もあり、そういう状況を想定して、パンクしてもワンマイルは走るタイヤが開発された経緯がある。

 さて、大分前の話もあるが、いろんなことを思い出しながら、こと走ることにかけては天才たちの印象をまとめてみよう。
文、写真(本文中):永山辰巳

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ここ 5 〜 6 年に海外で試乗したクルマを集めたpage1サマリー情報_サムネール
ポルシェの魅力、TVR の魅力page2サマリー情報_サムネール
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永山辰巳icon_home永山辰巳
[VividCar 元編集長]
2006年、VividCarはプロフェッショナルなブロガーを目指します。創刊以来5年を迎え、ちまたのブログサイトとは一線を画するVividCarは、ネットワーク知識編纂をビジョンに確実にコンテンツを増やしながら未来のWebBookメディアを開発してきました。私たちはこれをWebフォトジャーナルシステム呼びます。生涯にわたり記録し続け知識を編纂する楽しみをごいっしょに。
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ALFAROMEO_166_L
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ALFAROMEO 166
(アルファロメオ 166)

2000 年の夏、イタリアを旅行した。ローマ、フィレンツの入門コース。ちょっとだけ入門者と違ったのが、フィレンツでレンタカーとして新型の 166 を借りてトスカーナ地方を回ったこと。クルマの印象は、とにかく美しい車体とそのカラーだった。玉虫色に変るうすーいメタリックブルーは、イタリアのまぶしい太陽の下で見事なまでの存在感を放っていた。驚いたのは、フィレンツェの街中で混雑した道をゆっくり走っていたときに、歩道から 166 を見て感激したイタリア人(30 歳ぐらい?)の男性が、ブラボーといってクルマの前に飛び出してきた。いったいイタリア人って。
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ALFAROMEO_GTV_M
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ALFAROMEO GTV
(アルファロメオ GTV)

確か、1997 年頃だったか、ルマン 24 時間の仕事を終えてパリで休暇となった。どこかで羽を伸ばそうということで友人とモナコへ出かけた。モナコへはニースからクルマで 40 分ぐらい。そこでニースの空港でハーツから GTV のクーペ 2L を借りだした。最初、GTV のことをあまり知らなくて、単にカブリオレを借りたかったのだがクーペしかなかった。ところが、モナコで合流した 3 人め友人が同じハーツでカブリオレを借り出していた。ということで私のモダンアルファとの出会いは、モナコで GTV のクーペとカブリオレを乗り回したこと。

下に続く
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AUDI_TT_M
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AUDI TT
(アウディ TT)

パリで借りた。1999 年の夏。日程上 2 日ほど空きができたので、ロワールの城巡りでもクルマで行ってみるかと思い立った。その前の年おなじパリで開催されたパリサロン(モーターショー)でアウディ TT がお目見えしてその素晴らしい内外装に賞賛を贈った。で、TT を借りた。
まだクアトロ(4 駆)はでておらず、FF の TT だった。ホテルに届けられた TT をベルボーイ達が珍しそうに眺めているのを覚えている。リアゲートを開けてみるとこれは結構日常的に便利じゃないかと思い、ダットサンの 240Z を想像した。れっきとした実用ハッチバックなのだが、デザインは、素晴らしいクーペだ。

下に続く
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BMW_Z3 Roadster_M
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BMW Z3 Roadster
(BMW Z3ロードスター)

米国での仕事の時、一週間通うときに借りた。LA では、BMW は特にポピュラーなクルマ。ほとんどの BMW のシリーズが満遍なく走っている。3 シリーズのカブリオレがヤケに目立つのはカリフォルニアだからだ。いつものモハメドの店に電話したら、BMW の V6 があるよという。え”? BMW の V6 ?。再度確かめたら本当だという。しかもオープン、カブリオレだという。うーん、いつのまに新型を。しかも V6 とは、さすがに BMW も米国での販売を伸ばすために V6 を積んだか。ホテルに届けられたクルマは Z3 だった。Z3 に V6 を積むとは流石だと思ってキーを受け取った。キーのタグには確かにBMW V6 と書いてある。だが、クルマは直 6 の新型だった。米国人がどれだけ V6 信仰が激しいかを物語るエピソード。
クルマはたいしたことない。まっすぐもままならない、ただの重たいロードスータだ。
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MERCEDES BENZ_CL500_M
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MERCEDES BENZ CL500
(メルセデスベンツ CL500)

一日だけど、(CL 500 は、)どんなものなんだと思い借りた。一日 600 ドル。いままで借りた中でももっとも高額に入る部類。大きさに驚くが室内は実にパーソナル。小ぢんまりとして適度な圧迫感が許せる。外観、内装、あらゆるものが大きさ的にも質感的にも調和している。
5 メートルを超えるクルマにしてこれだけ優雅に美しいクルマも他にはないだろう。やっぱり後ろ姿が堪らない。
ハンドリングをとやかく言うべきクルマではないが、その安定感、走行中の安心感は他のメルセデスとさらに一線を画している。
国産の大型車の一部には、エンジンのレスポンスを誇張してかアクセルを踏み込むと、いきなり「ガッ」とでたりするが、そうじゃないだろうといいたい。クルマのパーソナリティは大きさや雰囲気、そしてなりよりユーザがどういう気持ちで接するかを大事にして欲しい。私もこのクルマで出足の競争をしたりはしない。
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MERCEDES BENZ_CLK320_M
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MERCEDES BENZ CLK320
(メルセデスベンツ CLK320)

これも LA で借りた。
写真はクーペだが、借りたのはカブリオレ。CLK を C クラスと勘違いしている人がいるが、CL の短いものという意味。だからかなりの高級車。カブリオレにしてはかなり剛性感がある。幌も電動で、奥様方にはかっこうのファッション車だ。事実 LA ではこいつには圧倒的に女性が乗っている。
少し気になるのは、エンジンのメカニカル音。アクセルを踏み込んだときに、グルグルーと唸る感じのやや低級な音がエンジンから発せられる。これは、3 バルブ化したコストダウンのせいだと思われるのだが、エンジンの快感を求めるならもともとメルセデスじゃないだろうってことなのか。
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PORSCHE_911 Carrera_L
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PORSCHE 911 Carrera
(ポルシェ 911 カレラ )

これは、いつだったか、パリで休暇になったときに日帰りで楽しめるところを条件に借りた。パリに住む友人とシャンパーニュまで出かけ昼食をとりいくつかのシャンパンの蔵元を訊ねる旅に使った。実は、ポルシェを本格的に運転するのはこれが始めて。前から興味津々だったけど、この手のクルマを街でちょい乗りしてもなにも解らないからチャンスを伺っていた。パリでこいつのレンタル料金は非常に高く確か 80,000 円ぐらいしたと思う。料金表にはフェラーリの F50 もあり、20 万円とあったことを記憶している。

次ページに続く
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RENAULT_Twingo_M
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RENAULT Twingo
(ルノー トゥインゴ)

パリで短期間乗った。乗ると驚くほど中が広く感じる。クルマのガワがほんの数ミリしかないような感じで、まるでペーパークラフトのクルマのようだ。
パリでは小さいことがこの上なく重要な要素であることは、体験しないでは10%も理解出来ないだろう。このクルマで他のクルマに負けないように走るには、まさに馬にムチ入れて自分も前乗りになって走らないといけない。でも何かとても楽しい。
絶対に売れないと言われて、パリだけの限定発売が全欧で売れまくり、ルノーの収益に大変貢献してきたが、次の時代が迫ってきた。
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TVR_Chimaera_M
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TVR Chimaera
(TVR キミーラ)

マレーシアで乗った。ほんのちょっとの間だけど、このクルマの原始的な美しさ、五感をすべて揺さぶる直情的な気質にまいってしまった。
1990 年代にはいり大ブレークした TVR だが、そのデザインによる認知は大きな要素だ。キミーラはすべて有機体、生命体、もっとはっきりいえば動物の一部をデザイン要素として創り出されている。実は、今年の 5 月に TVR のオーナーであるピーター氏と対談して、氏がどのように TVR を開発してきたかを、細部に渡り紹介してくれた。
極め付けは彼の研究室に入れてくれて、思案中の新しいギアボックスや主力となっている直 6 のエンジンの改良など、御年 60 才近い氏は、未だに現役のエンジニアであった。

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メタリックブルーの 166。トスカーナの丘陵地帯をバックに。
アルファロメオ 166でトスカーナ

 またこのとき SS(スーパーストラーダ)という自動車専用道路を走ったけど、確かに二車線あるが、路肩がほとんどなく右も左もすぐにコンクリート壁が迫っている。そんな二車線を小さいのからトラックまでがんがん走っている。150 km/h 前後でだ。最初は怖くてしかたなったが、彼らに抜かされているのもしゃくだし、一度小さいのが、「なんだそんないいクルマでとろとろ走りやがって...」(そういっているように感じた)と抜かれたことで火がつき、あとは抜きつ抜かれつ...飛ばしていった。

 166 は、4 気筒の 2000 cc だった。日本には V6 の 2500 cc と 3000 cc しかないが、イタリア本国では 2000 cc 以下は税金が安くなるのもっぱら 4 気筒が主流。街中でも SS でも、2000 cc で不満に思えることは一度もなかった。エンジンは軽く良く回るし、車速に乗れば加速も申し分ない。V6 特有のトルクに乗って流せる感じはないけど、その分走り回っている感じがする。シートが素晴らしい。特に後部座席。家族に受けるアルファも珍しいか。
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ニースとモナコ間で。この道は海岸を右手にダイナミックに景色が楽し
める。道は切り立った場所をくねくねと走るため、細くアップダウンの
ワインディングが続く。
アルファGTV、クーペとカブリオレでモナコ、イタリア

 あまり GTV の知識がなかったと上述したが、ほとんど何も知らなかったに近い。エンジン形式とか、パワートレインとか何も知らずに乗り始めた。だからかもしれないが、このクルマが良く曲がり(低速時はだめ)ハンドリングが楽しく、そして一番大事な爽快感に優れることで、素直に感激してしまった。
 後で、FF 駆動だとか、1.5 トンもあるとか、前後の重量配分が、1:0.5 だとか、スポーツカーの常識からかなり遠いクルマであることが解ったときには自分のこれまで知識を疑ってしまった。これが、私の「アルファは侮れない」の始まりである。その1年後に GTV の 3L を購入した。

 モナコでは、F1 のコースを走ってみたり、山の上の方まであがり、エズという村を見つけて村の中のホテルで絶景を楽しみながらシャンパンを飲んだ。この時のホテルに惚れ込んで、後にここへ休暇に来ることになった。
 ハーツとの契約でイタリアには行けないことになっていて、もし行ってなんらかの事故、盗難にあった場合には一切の保険は効かず全額自分で弁償しないといけないことになっている。がしかし、モナコからイタリアは目と鼻の先。3 人で相談したが、そこは気が大きくなっているのと楽しさ余って、なんとカブリオレをオープン状態にして 2 シータなのだがシート後ろのわずかな隙間に三人目が横に寝そべって、イタリア行きの高速に乗ってしまった。
 いま思い出すとあまりの無謀さ加減だが、当時フランスとイタリアの国境にはパスポートの検問所がまだあり、そこで検査官が我々のことを見るなり大笑いした。きっとバカな日本人だと言っていたんだろうけど、我々は、メルシー、グラッツェを交互にさけび掴まる前に走り去った。
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ロアール地方の小さな街角で。
アウディ TT クーペでフランスの片田舎

 パリの石畳、しかも早朝の雨で濡れていて走り出した途端に前輪が空転した。それとトルクステアがはっきりと現れてパリ市街では相当に気を使って運転した記憶がある。ロアールへ向かうフランスの高速道路はとても空いていてしかも路面がフラットで、どこまでも安全に飛ばせる気がした。
 一方、こいつの車内はかなり圧迫感が強く、フロントガラスの小ささもあってかまるでヘルメットをかぶっているような感じになる。フロントのピラーも太く死角が思ったよりも大きく結構気になった。

 1.8L のターボエンジンは、ターボが効き始めるのが、はっきりと分かるタイプで、つまり下がスカスカだ。もちろん回せばそれなりだが、爽快感があるか?といわれるとイマイチ好きになれないエンジンだ。しかし、このデザインはどうだ。TT の内外装のデザインは、大きなインパクトを与えた。実はどうしてもこいつが欲しい時期があってクアトロをパリで注文していたが、残念ながらデリバリされるまでとうとう待てなかった。
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TVR
http://www.tvr.co.uk/
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Vol.1:英国フェラーリオーナーズクラブの活動とコンクールの様子。
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web(ウェッブ)のサングラス
海外ではサングラスは欠かせない。
その昔、映画の中でどうして俳優がサングラスをかけているのか分からなかった。なぜ顔を隠してかっこいいだろうと思っていた。遠い子供の頃の記憶だ。

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第四回 GTV オーナーズクラブ ミーティング (略称:G 友デイ)
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英国ダックスフォードの航空ショー
英国ダックスフォード帝国戦争博物館で行われた航空ショーを青山のモデル飛行機の店「ウィング・クラブ」の矢野氏と訪ねる。
サマリー情報_サムネール
TVR 本社を訪ねた
私は、その後 TVR 本社へは何度か足を運んだ。最初は、ある人の付き添いというか、アドバイザーとして同行した。去年(2000 年)の春先だったと記憶している。
英国スポーツカーを創り出している TVR。初めて訪ねて以来、その印象はさらに素晴らしいものになってきている。
そうだ、今の私にはもっとも興味深く、そして気になって仕方ないクルマなのだ。

サマリー情報_サムネール
TVR との出会い
1998年、2月の或る日、その日箱根で出会ったのは、TVR。
でも、思い出したのは、今日、こんにち、VividCar が出来たことのすべての人達との関係がこの時から始まっていた。

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TVR Chimaera :
TVRのウェブサイトから

The name Chimaera refers back to Greek mythology which speaks of a fire-breathing monster thus named with the head of a lion, the body of a goat and the tail of a serpent.

TVR のキミーラはギリシャ神話に登場するキミーラからその名前をとっている
(頭はライオン、胴はヤギ、尾はヘビで火を吐く怪獣)
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