 |  |  | | | 英国人とフェラーリ | | 英国人とフェラーリ vol.2 |  | 現代のフェラーリは、都市を走り回るのも大変ではなくなってきているけど、やっぱり、渋滞を避けて郊外で美しい風景を楽しみ、おもしろい道を走る方がずっといい。 英国は大きな国ではないけれど、ここには変化に富む田舎の風景があり、どこもそれぞれに魅力がある。特に英国の北は湿原が広がり、車が列をなして走ることもまったくない。有名な湖水地方はさすがに夏は込み合っているけど、春や秋は楽しく、寒さがそれほど厳しくなければ、冬のドライブもとてもいい。 スコットランドにはあまり車が混まない道路がそれはそれはたくさんある。ここでは丘陵、湖、そして山などのすてきな風景が広がり、そしてもちろん、絵のように美しいお城や、暖かく迎えてくれるホテルを訪れ、ゴルフなどをして、おいしい食事とスコッチを楽しむこともできる。 |  | Written by Sue SKINNER Photo by Paul JARMYN
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|  |  |  |  |  |  | スー・スキナー [ジャーナリスト/英国在住] |  |  |  | | 私の夢はフェラーリを所有することでした。1988 年に私は 308 GTB QV を 4 年落ちで手に入れました。そしてもっと車のことを知り、他のオーナー達にも会いたいと思い、フェラーリオーナーズクラブに入会。以来、何百回もイベントに参加し、クラブでの活動を楽しんでいます。1994 年に、英国フェラーリオーナーズクラブの運営委員会に参加。委員会に女性のメンバーが入るのは初めてであり、現在に至っても私が唯一の女性の運営委員です。 |  |
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 |  |  | 英国での走りと楽しみ
広いハイウェイをトップスピードでドライブするよりも、目を見張るような風景の中で曲がりくねった道路を運転する方がもちろんずっと満足できる。急で、くねくねした道路を上ったり下ったりしながら走る方が、はるかに運転しがいがあると私は思っている。
地形の求めに応じて、加速、ブレーキとすべてのギアチェンジを完全にマッチさせ最高の結果を得たいと思うのはストレートな欲求。そうフェラーリを所有するのは、自動車を楽しむための第一歩。そして次のステップでは、トルクバンドとエンジンのピークパワーをいかに活かすか、そして特徴をつかんでハンドリングすることを学ぶ。 でも最後の到達点は、車と一体になること。自分が、ハンドル、アクセル、ブレーキとギアを使用している単なるドライバーではなく、この車のデザインと、機能のなくてはならない部分であると感じることが大事。
当然だけど、フェラーリを運転していると常に注目を浴びる。フェラーリが公道に停まっていたり、イベントで展示してあったりすると、常にいろいろと質問される。皆、エンジンについての質問や、車のハンドリングなど、技術的なことに加えて、このような車を所有しているのはどういう気分か、いくらしたのか、何年前の車なのか、燃費はどうなのかなど矢継ぎ早に質問してくる。で、ほとんどのオーナー達は喜んで質問に答え、車と一緒に写真に収まる。フェラーリに対する熱心な気持ちを分かち合えることは嬉しいことだから、一般の人を自分のフェラーリの座席に座らせてあげたりもする。
フェラーリを一台見るだけでもスリリングな気持ちになる人が多い中で、フェラーリが数台連なって走っているのを見たり、展示してあったりすると、もうたいへん。最近フェラーリを所有したばかりのあるオーナーは、フェラーリに対してこれほどまでに人々が興味を示すのを知って驚いていた。彼はポルシェを数台持っていたけど、その時にはまったくそのようなことはなかったそう。ごめんなさい、ポルシェファンの方。 |
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 |  |  |  |  | フェラーリオーナズクラブメンバーのクルマ であるデイトナ |  |
 |  | シルバーストンのコイズ・ヒストリック・フェス ティバル。 紺色のネンボ・スパイダー。ドライバーは英国の フェラーリオーナズクラブのトップのピーター・ エベリナム |  |
 |  | ドニントンサーキットでの走行会。 360 を先頭に、 F50 を含む FOC メンバーの走行シーン |  |
|  |  | サーキット走行会
英国では最高時速が 112 キロなので、公道でフェラーリのポテンシャルを完全に試すことは出来ない。私が以前運転していた 348 は、 5 速ギアだったけど、セカンドギアで 128 キロに達した。新しいフェラーリは 6 速なのでさらに速いので、通常の道路ではトップギアは使うことが全くない。 フェラーリのポテンシャルを探求するもっともいい方法は、「サーキット走行会」に参加すること。オーナー達は自分の車をサーキットで走らせて、自分の車のハンドリング、加速、ブレーキング、そして自分のドライブ能力の限界を体験する。この体験は、自分の車のハンドリングの技術を向上させることが出来るけど、サーキットでのドライビングは、通常の道路でのドライビングとは全く違う。だって対向車はないし、サーキットのレーンのすべての幅を使用して、コーナーで自分の車がきちんとコース取り出来るように最大限アタック出来るから。時には自分の車をスピンさせたり、コースから外れてじゃりに入ったりするけど、幸運なことにフェラーリにはそれほど損害はない。
オーナーズクラブは年に 7、8 回英国でサーキット走行会を実施している。ブランズ・ハッチやドニントン、スラクストン、そしてシルバーストーンなどが特に人気がある。 そして、シルバーストーンでは年に 2 回走行会が開催される。 2 回目のイベントでは、通常 F1 ドライバーが、ブリッジを全速力で通り抜ける前に、スピードを落とさなければならなかったバールのシケインを通らずに、アビーカーブからブリッジコーナーまでまっすぐ降りるオールドサーキットを使用できる。このオールドサーキットを使用すると、運転がうまい人だと F50 でブリッジのカーブに時速 240 キロ以上でつっこむことが出来る。これは最高にエキサイティング。でも、このサーキット走行会では、安全第一をモットーとしているから、サーキットでの走行は、ドライバーの運転経験別に分かれている上に、通常のレースの進行係によるフラッグや、信号に加えて、追い越しのルールも規定されている。 サーキット走行が初めてのドライバーや、そのサーキットになれていないドライバーは、プロのインストラクターやレーシングドライバーが横に乗り、サーキットドライブ中にアドバイスを受ける。このことによって、ドライバーは、自分の車でのコース取りと、ブレーキをどこで踏んだらいいかを理解することができて、自分のフェラーリの最高性能を引き出すことを体験出来る。
このサーキット走行会は、サーキットを走り回るだけのイベントではなく、昼食時や、ピットレーンなどで友人と会ったり、新しい人と知り合うことも楽しみの一つ。朝の数回のセッションの後で、友人の車に乗車したりすることもできるので、別のフェラーリの魅力に触れることが出来るのも楽しみだ。
次ページでは「クラブの遠征」を紹介します。 |
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 |  | ポール・ジャーミン氏から
私のページに写真を提供してくれているのはポール・ジャーミン氏。簡単に彼の経歴を紹介します。 フォトグラフィア・コースというプリプレスカンパニーを設立したポール・ジャーミンは、以前レーシングカードライバーとしてハンドルを握ることでモータースポーツへの情熱を表現していたが、フォトグラフィア・コース設立と共に多忙になり、自分の会社の仕事に専念した。その甲斐があって現在では数台のフェラーリ・ティーポを所有。 365GTB/4 デイトナと 512BB のオーナーである。 最近は仕事も落ち着いてきたので、以前あったモータースポーツへの情熱が再燃しており、現在の仕事とオーバーラップする「レンズを通して見るモータースポーツ」を表現しようと情熱を燃やしている。 |  |  |  |  |  |  |
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|  |  |  |  | FERRARI 308GTB クワトロヴァルボーレ [1984年式] 1988 年に手に入れた現在の所有車 |  |
 |  | ランチア テーマ 832 [1993年式] フェラーリ 308GTB のエンジンを積むテーマ |  |
 |  | |  |  |  |  | コンプリートアングラー スー氏の会合、取材に使われた。ロンドンから見て西側からのミートポイントしては、ロンドン市内に入らないために便利。
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