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tab_star2001/07/06tab_end魅惑のフェラーリ
英国人とフェラーリ
英国人とフェラーリ vol.3
 最近はクラブメンバーで毎年フランスへツーリングを企画している。このツアーでは、有名なサーキットでドライブしたり、フェラーリのコレクターのピエール・バーディノンのマ・デュクロのシャトーにあるプライベートコースでの走行が体験できる。このすばらしいサーキットには、大きな曲線を描くカーブや、非常にタイトなシケインがあり、ディーノやもっと敏捷な車には最高だけど、テスタロッサや、 F40 、 F50 には少しタイトすぎる。
 2001 年度のフランスへのツアーは、パリ近郊の由緒あるバンクサーキットの、 モントルヘリーでの走行と、シャトーでの一泊、そして最高級の食事とワインの試飲会が予定されている。
Written by Sue SKINNER
Photo by Paul JARMYN

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英国人とフェラーリ vol.1,2,3page1サマリー情報_サムネール
英国人とフェラーリ vol.2page2サマリー情報_サムネール
英国人とフェラーリ vol.3page3サマリー情報_サムネール
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スー・スキナー_プロフィール_写真Sicon_homeスー・スキナー
[ジャーナリスト/英国在住]
 私の夢はフェラーリを所有することでした。1988 年に私は 308 GTB QV を 4 年落ちで手に入れました。そしてもっと車のことを知り、他のオーナー達にも会いたいと思い、フェラーリオーナーズクラブに入会。以来、何百回もイベントに参加し、クラブでの活動を楽しんでいます。1994 年に、英国フェラーリオーナーズクラブの運営委員会に参加。委員会に女性のメンバーが入るのは初めてであり、現在に至っても私が唯一の女性の運営委員です。
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2000 年 9 月にブガッティサーキットで行わ
れたピレーリ・マラネロ・フェラーリ・チャ
レンジで先頭を行く F50
クラブ遠征

 わくわくするような体験を希望する人には、オーナーズクラブはヒルクライムとサーキットレースシリーズも主催している。フェラーリ・ヒルクライム・チャンピオンシップのドライバーは、自分の運転技術と勇気をもって様々なヒルクライムコースの要求に応えなければならない。車は、最高の出力と機敏さをそなえていなければならず、したがってモデルは 308 、 328 、 355 が中心になる。でも、 246 ディーノのクーペも参加している。スライドしたり、スピンオフせずにコースのそれぞれのセクションで最高時速を得るためには、正確なドライビングが要求される。コースによっては急なバンクや木立が近くにあったりするので、この技術が伴っていないとたいへんなことになるのだ。時にはボディに少々傷が付くこともあるけれど、幸運なことに、深刻な事故が起こることはほとんどない。毎年、競技者のグループは、バイクのTTレースのホームであるマン島に招待されて、フレンドリーなレセプションと、目を見張るような5キロのヒルクライムを楽しむことが出来る。このロードコースは石の壁があるので、特にドライバーの集中力が要求される。日本でもマン島 TT レースは有名なんでしょ?

 ピレーリ・マラネロ・フェラーリ・チャレンジは、世界中で、フェラーリカー専用にナショナルクラブがレギュラーで行っている唯一のレースシリーズだと思う。このクラブ主催のレースは 1986 年に始まっているので、世界のオーナーズクラブで初めて主催されたフェラーリのレースであることは確か。技術仕様や、レースの主催者から必要なライセンスを取得するためのサポートやアドバイスも行っており、このシリーズへの新しい参戦者を常に募集している。

 2001 年度は英国で 10 戦行われ、 2 戦が 4 月末にスパ・フランコルシャンで行われ、あと2戦が 9 月にニュルブルグリングで行われる。このレースは、車のタイプと仕様により 3 つのカテゴリーで行われ、初期の 308S から 360 チャレンジ車まで、最近のフェラーリの歴史を象徴している。
 2000 年度は、チャンピオンシップの優勝者は F50 だった。改造された 308GT4 も、さらに最近の車にチャレンジして勝利を収めているケースもある。また、 246 ディーノや、デイトナや 240SWB も時たま登場したりしている。レースに参加しないクラブのメンバーも皆、サーキットに自分の車を持ち込み、参戦者をサポートしたり、他のレースを観戦して楽しむ。通常はクラブのテントが設置され、ランチタイムには、皆集まって予戦の話をしながら、午後のレースの始まりを今か今かと待ちかまえる。
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ルマンのコースを走る 365 GTB / 4
英国人とレース

 英国では昔からクラブレベルのレースからフォーミュラ1に至るまで、モーターレーシングに強い関心があって、その伝統は今でも続いている。フェラーリのオーナーはマラネロの赤い車にばかり興味を持ってグランプリやフェラーリ 360 チャレンジなどのレースを観戦しているのではなくて、様々なモータースポーツに興味を持っている。
 モータークラブ自体が非常に人気があり、様々なモーターショーやイベントが国中で行われ、多くの車の展示を見る機会がある。シルバーストーンでのヒストリック・フェスティバルもとても人気のある週末のイベントだし、実際入場者数では、英国のグランプリにつぐものだ。
 歴代のグランプリ車、 1970 年代のルマン車、そして多種多様なフェラーリがレースでフィーチャーされ、フェラーリオーナーズクラブを含む多くのカークラブが自分たちの車を展示する。
 特に、 1997 年のフェスティバルはフェラーリの 50 周年を記念して、クラブの主催するレースシリーズを含め、特別なレースや、展示が行なわれた。このスペシャルイベントでいったい何台のフェラーリがシルバーストーンに集結したか、はっきりした台数はわからないけど、多分 600〜700 台はあったと思う。フェラーリの台数と多様さに、レースや展示を見に来た人たちはとてもびっくりしていた。

 英国のフェラーリオーナーズクラブは、フェラーリの社長のルカ・モンテゼモーロから、世界でもっとも活動的なクラブとして認められている。
 メインクラブイベント以外にも、国の地域ごとに地域会を結成していて、それぞれがイベントを主催している。それらは、地元のホテルやパブでの月例会から、車の製造工場へのツアー、そして夏のランチかディナーつきのドライブまで、本当に様々だ。つまり、英国では毎年フェラーリのオーナーとファンのためのイベントが、その興味のレベルに合わせて数多く開催されている。
 イベントの開催が目白押しで、どのイベントに参加しようかと迷うほどである。
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クラブが発刊している雑誌
ステータス

 フェラーリオーナーは、自分の車や他のオーナーとのミーティングだけに興味を持っているわけではない。地域会や、個々で、募金を募り、チャリティも数多く行っている。募金は、サーキットで、お金をとって車に同乗させてあげたり、車を展示したり、夕食や夏のパーティを主催したりして皆で楽しむための努力が惜しまなく行われる。あるメンバーは、スポンサーを付けてアイスランドを自転車で走って、そのお金を寄付した。

 クラブは二つの雑誌を発行している。一つはメンバーのみに配布される雑誌で、フェラーリとクラブのイベントやレースの情報や、技術的な情報が掲載されたもの。もう一つは、フェラーリという高品質のカラー雑誌で、特集記事やレビューがあり、メンバー以外の人も手に入れることが出来る。また、 www.ferrariownersclub.co.uk というウェブサイトもあり、ここでフェラーリに関するニュースやそしてクラブの活動を知ることが出来るのでぜひ、アクセスして欲しい。

 さて、英国でフェラーリを所有するということは、フェラーリというメーカーの歴史やデザインを楽しむだけでなくて、生活そのものを楽しむこと。そして、その体験を他の人と分かち合うこと、そして、もちろん、このようなすばらしい車を運転できる喜びをかみしめることなのだ。英国人のフェラーリに対する気持ちを日本人のみなさまにも知っていただけたら幸いだ。
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