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tab_star2001/06/09tab_endクルマの王道セダンボディ
アウディ S6
アウディ S6
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鈴木亜久里のテスト&ディスカッションpage1サマリー情報_サムネール
アウディ S6page2
アウディ S6page3
アウディ S6page4
アウディ S6page5
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鈴木亜久里_プロフィール_写真Sicon_home鈴木亜久里
[レーシングドライバー/レーシングチーム「ARTA」オーナー]
企画して欲しいことがあったらぜひメールください。
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一見、おとなしそうな佇まいだが、ボンネットフードの下に隠された 5 バ
ルブ V8、4.2 リッターのパワーユニットは強化され、最高出力 340 ps
( 7000 rpm )、最大トルクは 420 Nm( 3400 rpm )に達する。
このユニットがティプトロニック・トランスミッションを介して、アウデ
ィ自慢のクアトロ 4WD システムを駆動する。圧倒的な走りを制動するブ
レーキには、4 輪ベンチレートッド・ディスクとアルミニウム製キャリパ
ーが奢られる。大きく張り出したホイールアーチには、17 インチ「アー
ブス」アルミホイールと 255 / 40 ZR 17 タイヤが収まる。
パワートレインはいい

首都高速に乗って、まず最初に気付いたのはエンジンの素質の高さだった。 4.2 リッターもある V 8 なのに、 7,000 回転までストレスなく回るのは気持ちいい。トルクも下から十分出ている。おまけに、 5 速オートマチック・トランスミッションがつねに最大トルクを発揮できるギアに変速するので、とても走りやすい。このエンジンとトランスミッションには非の打ちどころがない。素晴らしいね。

 でも、それとは対照的だったのがタイヤ(コンチネンタル・スポーツコンタクト)のチョイス。剛性はないし、ロード・ノイズは大きいし、いいところが全然ないタイヤだった。タイヤって、路面の凹凸を吸収する働きがまず初めにあるんだけど、そのいっぽうでは路面とサスペンションの間にあって、両者を支える働きも同時に果たしている。

 このタイヤは剛性がないから、路面からショックが入ると、支えられずに腰砕けになってしまう。ダンパーが縮む前にタイヤがグニャッてたわんでしまうから、ボヨンボヨンしたヘンな乗り心地になっちゃっている。だから振動も 1 回で収まらない。路面から伝わってくるインフォメーションも歪ませてしまう。こんなタイヤを付けられてしまうと、クルマが可哀相だね。
 タイヤを差し引いて考えれば、足回りもいい。しっかりした足回りで、高速道路でも安定していた。シートもいい。体をよくホールドする。

 915 万円もするなら当たり前なのかもしれないが、総じて S6 はよくできたクルマだった。どの速度域でも静かだし、ハンドリングもスムーズ。どんな走り方をしても、洗練されている。アウディが、こんなにいいクルマを造るというのはちょっと驚きだった。

 S6 は個人的にも、今の僕にはピッタリのサルーンだということがわかった。 S6 のリアシートの背もたれは、前に倒れる。おまけにトランクがベラボーに広い。背もたれを倒すと、トランクとつながって、僕の趣味のラジコン・ヘリコプターが4機載せられる。いま乗っている AMG CL600 のトランクなんかより全然広い。これには、グッと来るものがあった。トランク容量の大きな高級スポーティ・サルーンって、どこのメーカーもやらなかったコンセプトだから、独自性があっていいと思う。 でも、そこから先がモンダイなんじゃないかな?

 クルマがいいことはわかったけど、アウディは日本でどういう戦略をもってクルマを売っていくのか。アウディ・ジャパンのマーケティング部長と話し合いたいのは、まさにその 1 点だ。
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「どの速度域も静かでスムーズでステアリングもスムーズ。
アウディがこんなにいいクルマを造るとは驚いたね」
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