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tab_star2003/02/05tab_endカッコイイクーペにグラリ
アヴァンタイムの世界へようこそ
RENAULT AVANTIME
 1858 年の開港以来、各国との貿易で繁栄し、教会などの国際性豊かで歴史のある建物が数多く点在する街、函館。
 なんとなくアンティークな香りが漂うこの街に、これまでに見たことが無い斬新な形をしているアヴァンタイムはどう映るのか、そしてどんな走りを見せるのか非常に興味があり連れ出してみた。
文・写真:谷野智哉
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谷野智哉_プロフィール_写真Sicon_home谷野智哉
[自動車販売員]
 よく観光地などで“小京都”というフレーズを見かけますが、北海道は日本の中の海外、まさに“小外国”だと思います。どこまでも続く道、過ごし易いが時には厳しい気候。そして美味い食べ物。クルマで走っているとヨーロッパの田園風景やアメリカの広大な大地を連想させます(行った事はないですけど...)。
 北海道ってクルマをもっともクルマらしく使っている土地なのかもしれませんね。北海道の人はクルマを道具としてガンガン使います。やっぱりクルマっていうモノは走ってナンボ、使ってナンボですからね。でっかい北海道から独特のカーライフやドライブ事情などを紹介したいと思います。
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遠くに見えるは、引退後の青函連絡船
演歌の世界

 12 月中旬の函館は雪は少ないものの、オートエアコンの外気温を示す数字はマイナス 5 °C。
 窓の外に見えるものは津軽海峡と今は現役を引退している青函連絡船。まるで演歌の世界だ。

 心情的に寒さを際だたせるが、アヴァンタイムの車内は運転席、助手席の温度をそれぞれコントロールする事が出来、至って快適。
 凍えそうなカモメには申し訳ないがヒーター付きの素晴らしい掛け心地のシートとあいまって、かなりゴクラクなのである。
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連絡船をバックに(左)、よじ登るサンタをバックに(右)
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金森倉庫

 それにしてもこのアヴァンタイム、すごい注目度だ。行く先々で地元の人たちも観光客も、皆振り返る。

 明治 42 年に建てられ、商港函館の発展とともに歩んできた金森倉庫。映画やテレビなどにも登場する機会が多く、港街函館のシンボルとして市民に親しまれている。
 函館は、長崎、横浜とともに、日本初の貿易港として開港し、主に海運業を中心に栄えてきた。その頃の面影を残すのが、5 棟の赤レンガ倉庫が連なる「金森倉庫」である。

 この倉庫郡の前にアヴァンタイムを置いてみる。すると案外似合っているような気がした。やはり、このクルマは石造建築の文化から生まれた形なのだろう。
 アヴァンタイムのデザイン上のポイントでもある、ピラーの特徴的な造形が良く映えていた。
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力強いクーペの走り

 ルノーはアヴァンタイムをクーペといっているが、運転してみるとそれは素直に受け止めることができる。これは絶対にミニバンではないと。
 ミニバンは運転席よりは後の席に座り、缶ビールを「プシュ」とやりたくなるような観光バス的なクルマであるのに対して、アヴァンタイムはあくまでもフロントシートが主役の席である。

 フロントガラスのことを“フロントスクリーン"ということがあるが、このクルマにはまさにぴったりの表現。高めのポジションから眺める函館の街並みは、今までに味わったことのない独特のものである。
 函館山からの大パノラマをフロントスクリーンから満喫しようと思ったが、残念ながら冬季間はロープウエイでしか登ることが出来ず、そのロープウエイが山頂を目指す姿をサンルーフ越しに見送ることにした。
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 アヴァンタイムは構造的にも特徴があり、ドアやフェンダーは FRP 製、ピラーからルーフにかけての白っぽい部分はアルミで出来ている。その効果なのかは定かではないが、天井にガラスのある背の高いクルマなのに、コーナリングでは非常に素直で、意に反しグラッとくる嫌な動きがない。というより、この形のクルマがワインディングを結構なペースで走り回れるのには正直驚いた。

 最近は走りの性能が著しく向上している国産ミニバンだが、アヴァンタイムはここでもそれらをライバルとはしないようだ。
 ルーテシア ルノースポール V 6 と基本を同じ物とする 3 リッター V 6、207 ps のエンジンはスペックか車重が間違っているのでは?というほど、1,790 kg の決して軽くはないアヴァンタイムをどんなステージでも軽快に走らせる。
 そして、その走りの良さをスポイルすることが全く無い、大変利口な 5 速オートマチックは日本のアイシン製。まさにドライバーの意のままにスムーズに変速する。いろいろな意味で日本製のオートマチックの方が安心感があるはずである。
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ルノーディーラーネットワークは全国 71 店舗に
景色を味わう

 一週間にわたりアヴァンタイムに乗ってみて、ルノーがアヴァンタイムで何をやりたかったのかが少しだけ解ったような気がした。
 遥かかなたを目指してハイウエイをひたすら走るのも、街並みを楽しみながらゆっくり走るのも、開放感いっぱいのフロントスクリーンから見える景色は、今までのクルマで見る眺めとはまったく違うのである。
 アヴァンタイムをドライブしている時は新鮮で、とにかく気持ちいい時間が流れるのだ。これはちょっと病み付きになる。

 ルーフいっぱいに広がる大きなガラスサンルーフから見る、空から舞い降りてくる雪は、普通のサンルーフでもカブリオレでも味わえないだろう。
 信号待ちなどで止まった時に、ふと見上げるとひらひらと舞い降りてくる雪がアヴァンタイムに降り積もる。アヴァンタイムのオーナーなら、この瞬間だけでも、「このクルマを選んで良かった」と思える程、感動的なシーンですらある。
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斬新な後ろ姿
 アヴァンタイムにはアヴァンタイムでしか味わうことが出来ない独自の世界がある。スタイル、走り、空間、フロントスクリーンの眺め、すべてが今までに無い新しい感覚。アヴァンタイムはこれまでに味わったことの無いドライブを演出してくれるのだ。

 アヴァンタイムをグランドツーリングに連れ出してみたいと思った。日本中の道を、日本の四季をアヴァンタイムで味わってみたい。
 凝った開き方をするダブルヒンジの大きなドアを開けた瞬間、ヴァンタイムが語りかけてくるような気がする、「アヴァンタイムの世界へようこそ」と。
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RENAULT AVANTIME
ルノーのトップモデル
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函館ヒストリープラザ/金森商船
http://www.hakodate.or....
赤レンガ倉庫が連なる「金森倉庫」
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