 |  |  | | | アウディ TT クーペ ドライブインプレション | |  | | Audi TT Coupe に専用設計された 6 速ティプトロニック ミッション搭載車が加わった。その個性的なデザインと、アウディの精巧なクルマづくりの一つの結晶とも言えるこのクルマ。箱根で行われた試乗会でその走りを堪能してきた。 |  | 文・写真:河津秀昭 取材協力:アウディジャパン株式会社
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|  |  |  |  |  |  | 河津秀昭 [VividCar元編集員] |  |  |  | | 最近かなり真剣にクルマを探しています。欲しくなるクルマは、実際買えないものばかり・・・次のクルマは何にしようかな? |  |
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 |  |  |  |  | | これだけ個性的なデザインはなかなかお目にかかれない |  |
|  |  |  | 「TT」その生い立ちは?
「Audi TT Coupe」その名前の由来は、かつてイギリス・マン島で開催されていた伝説のモータースポーツイベント「Tourist Trophy」の頭文字を冠したものである。デビュー当時の衝撃的とも言えるそのインパクトは 3 年以上経った今でも全く色あせていない。
それでは、その生い立ちを簡単におさらいしてみよう。まず、1995 年のフランクフルト、東京の両モーターショーでデザインスタディモデルが登場し、1999 年に TT Coupe 1.8T quattro が発売開始。後に FF モデルの追加、トランスミッションの変更等を経て、現在に至っている。
現在のラインナップは、 「1.8T」 180 ps・6AT・FF・右ハンドル ¥3,990,000 「1.8T quattro」225 ps・6MT・4WD・左ハンドル ¥4,800,000 の 2 モデルとなっている。
今回試乗したのは、5 速マニュアルから 6 速ティプトロニックに変更されたばかりの「1.8T」。デビュー当時にほんの少しだけ乗ったことがあるが、ちゃんと試乗するのは実は今回が初めてである。 |
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 |  |  |  |  | 流れるようなラインが美しい リアウイングだけが少し気になるポイント |  |
|  |  | デザインがキモ
このクルマを論じる上でキモとなるのはやはり「デザイン」。エクステリア、インテリアのバランスが見事で、完成されたデザインとはこういうクルマのことを言うのだろう。後に述べるが、ただ一つのポイントを除けば。。。
まずはインテリア。円を基調にしたデザインで統一されており、ところどころに配されたアルミがポイントとなっている。銀色の一見アルミかな?と思うところは全て実際にアルミを使っているというこだわりが高い質感に繋がっているのは疑いのないところだろう。使い方によっては安っぽく見えてしまう素材を上手に使って質感高く、スポーティーな印象を与えているのはさすがである。
続いてエクステリア。フロントからリアへ流れるようなルーフのラインをはじめ、綺麗な曲線で全てが統一されている。フェンダーのアーチが、全体のフォルムにダイナミックさをプラスしている。これが無いと全体の印象がぼやけて、ヌルッとした感じになってしまっていただろう。個人的には右上の Featured Car の写真のよう真横からの眺めががお気に入り。ラインが美しい、ほれぼれしてしまう(笑)
前述した、ただ一つの気になるポイントとは「リアウイング」である。なぜかこれだけ取って付けたような印象を受けてしまった。おそらく、推測であるが、車体を安定させる為に空力上の理由で付けざるをえなかったのであろう。いわゆるハコ車の空力を考えると、フロントから流れてきた空気をいかに車両後方へ抜くかが重要であり、その為にはクルマを横から見てリアは真っ直ぐ切り落とした方が有効なのである。ところが、このクルマはフロントから続くラインがリア、そして地面に向かってなだらかに落ちていってしまっている。ここで登場するのがリアウイング。そんなに目立つほど大きなものではないが、これが有るのと無いのでは高速走行をする上でのリアの安定感は大きく違ってくるはずである。おそらくデザイナーから見れば、リアウイングは付けたくはなかったであろう。 |
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 |  | 安定感抜群の走り
デザインの話はこれぐらいにして、そろそろ走りの印象に移ります。エンジンは、1780 cc の直列 4 気筒 DOHC 20 バルブ インタークーラー付ターボ。わりと低回転から加給されるターボのおかげもあって、キュイーンと吸気音とタービンの回転音をあげながら小気味良い加速を見せる。音はターボ車らしいものだが、極低回転以外でのトルクの出方はフラットで乗りやすい。スペック表を見てみるとトルクは 24.0 kgm / 1950-5000 rpm となっており、納得。高回転でもう一伸び欲しい気もしたが、低速が犠牲になってしまうのならこれぐらいが丁度良い。なんてったって排気量 1780 cc のエンジンですからね、あれもこれもとはいきません。「1.8T quattro」の出力からは 45 ps ダウンの 180 ps となってはいるものの、ギア比の変更もされており充分速い。
6 速ティプトロニックに変更になったトランスミッションは、オートマがベース。それ故、D レンジで通常の走行において変速のショックはほとんど無い。が、スポーツ走行においてはタイムラグが少し気になる。ただ、本当のシーケンシャルミッションの車を除けば、変速スピードはいたって普通。ステアリングでの変速操作も可能になっており、手を離すことなくドライビングに専念できる。指が短い私には(笑)親指での操作は握りを変えないと若干届かなかったのが残念だった。
コーナーリングはやや限界がわかりづらい感じがしないでもないが、トルクステアがあまり無く適度な重さのステアフィールと、安定感のあるカッチリとした足回り、ESP と呼ばれるスタビリティコントロールのおかげもあって、安心して攻められる。ティプトロを巧みに操れば、マニュアル仕様にも負けない走りが楽しめるであろう。
今年度中には 3.2 リッター V6 エンジンを搭載し、DSG と呼ばれる新しいギアボックスをも搭載したモデルの導入も予定されているアウディ TT からはまだまだ目が離せそうにない。 |
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