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tab_star2003/07/28tab_end小回り自在の小型ハッチ
中古のプジョーをもう少しだけ速く走らせる
愛車との付き合い方を考え始めた方へ
 私は悩んでいた。ツインサーキット茂原でのタイムが伸びないのだ。しかも前回のタイムは屈辱の最下位、周囲には私と同じ 306 から走行会用にシビックに乗り換えるものまで現れる始末。

 むうぅ、こうなったら兼ねてからの懸案であったクリオ RS を購入するか。いやいっそ国産の MR-S にでも鞍替えを…。いかん、いかん、それでは金がいくらあっても足りないではないか。
文、写真、イラスト:きもだこよし
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きもだ こよし_プロフィール_写真Sicon_homeきもだこよし
[クルマの似顔絵描き]
3 月からルノー府中にて、メガーヌやルーテシアなどルノー車の、イメージイラストの常備展示ならびに複製画の販売をさせていただける事になりました。興味のある方は、是非ともいらしてください!
306-3.jpg
クルマと長く付き合うには?

 私の知人の考え方で同じクルマと長く付き合うコツは飽きてきたら、パーツを 1 つ替えてみるとまた付き合えるようになるという話を聞かされたことがある。
ハンドル 1 つ、ホイル 1 セット変えてみるだけで、気分ががらりと変わるものらしい。それを自分の手で行えばことさらに愛着が湧くというものではなかろうか。実際知人はそうしてもう何年も乗りつづけている。

 そこで今回、車を買い換えるよりもほんの少し 306 に手を加えてみることにした。

 まず 4 年目に入りヘタりはじめた 306 を引締めるべく 12ヶ月点検にディーラーである GST(東京・神奈川や埼玉にあるメガプジョーディーラー) へ。ここでは普段通りのメニューの他に 6 万 km を前にタイミングベルトの交換、プジョーは一般に 6 万 km を超えると怪しくなってくるので、それをひとつの目安と考えていい。(読者の方にもそろそろの方いらっしゃいませんか?)

 このとき同時に行っておきたいのがウォーターポンプ。壊れていなくても大抵時間の問題になっていることが多いので、一緒に行っておくほうがよろしかろう。
ちなみにタイミングベルトもベルトそのものというよりは、ベルトのテンショナーのほうが先に壊れることが多いそうだ。
1.jpg
このシートを自力で付け替え!?
まずは原状回復、そして、、、?

 原状回復を行って整備代は \113,190。そしてセールスの N 氏と早速に悪巧み(笑)。
 「シートがダメなのでこの際代えようと思うのですけど Sparco ってどうです?」
N 氏
 「ボク今あそこのフルバケですけど、少し尻が浮くんですよね。やっぱり RECARO の方がシートとしては良く出来ているんではないですかね」

 氏自身、フィアットクーペに乗り GST の走行会にも多数出ているその意見を参考に、RECARO を探しにスーパーオートバックスへ。
するとあるじゃないですか SR-3 が \46,000 で、すぐさま注文。306 用のステーとあわせて \70,140。
 そこでカンのいい方はお分かりと思うが、そう工賃が入っていません。この際自分で付けてみようというのだ。
2.jpg
問題の段ボール。
 右下はシートを外したときのコード類
届いてびっくり

 自分でもできることは手をつけていく。
 届いたダンボールを見て唖然、まるで物置に棺おけでも立てかけてあるかのよう。
箱の大きさに圧倒されながらもステーの組み立てに入るが「ううむ、さっぱりわからんぞ…」。
 悩みながらも作業を進めていく。

 ここで気をつけたいのは純正のシートを外すときだ。
最近のシートにはシートベルトセンサーやプリテンショナー、フォースリミッター等が着いている為に、そのコードや機器類がついている場合が多い。できればそのまま移設するのが望ましい。
 サイドサポートのボロボロになったシートと付け替えて格闘すること 3 時間無事に装着。

 シートのあとはいよいよ足回り、そうショックの交換だ。

4.jpg
変身中、、、
プジョーの第一人者に尋ねる

 数日後、私は埼玉にいた。プジョーの駆け込み寺オートポワルージュ(以下 APR)である。

 責任者である大竹氏に伺うと
 「一番良いというのは好みの問題もあるので一概には言えませんが、ハズレがないようにであればプジョースポールですかね。ただし少々高いのがネックですけど」

 という訳でプジョースポールを注文することに。本当はノーマルでも充分であり一番正常な姿なのだと笑いながら答えてくれた。
タワーバーやケージなど剛性は上がるが、クラッシュした際のダメージや装着のメリットなどを考えると正直あまりお勧めはしないという。

 「それでも承知の上でという方には着けていますので、まず自分の車をどうしたいのか何でもご相談下さい。それから決めましょう」
というのが APR のモットーのようだ。
 利益よりもお客が長く楽しく乗れることを考える、長いキャリアと実績が言わせる自信の表れだ。
 そんな大竹氏が私に太鼓判を押すプジョースポール。

 「激変しますよ(笑)」

 その一言があればもうこれでしょう。GW をまたいで交換が始まった。時間的には 3 時間もあれば完了するのだが、作業を始めて 1 時間少々、ここで予想もしなかったアクシデントが発生。
なんと前回、別の場所にて行ったローター交換の時に、キャリパーのボルトがナメて留められていたことが判明。古い付き合いのある所であり知り合いを疑うのも何だが、その当時に私を不安にさせた台詞が頭を過ぎる。

 「悪いね、ローター留めているネジ頭が潰れちゃったからディーラーで付けて貰って」

 額からいやな汗が流れる。ここもその爪あとなのか?そうなのか!? い、いやそれどころかこのままでは帰ることすらままならないではないか!
 パーツの値段を調べてもらうと 3 〜 4 万円はかかる。来月から自動車税、地方税等で怒涛の税金月間だというのに。気の遠くなりそうになっている私を見かねて、ウチに廃車の N3 カブリオレがあるからそれのパーツが付けば何とかなるからという。さすがは海千山千の APR であるはたして結果は無事に装着。

 予定時間をかなりオーバーして工場を出る。新しいショックはかなりガツンとくるモノで帰り道ツギハギだらけの路面は容赦なく朝から何も入っていない私の胃袋を痛めつける「イタタ…」痛みに苦しみながら、しかし妙ににやけ面で APR を後にした。
6.jpg
一新したシートにより身体への負担が減少
総仕上げに走ってみる

 リファインとチューンの成果を確かめるべく箱根のワインディングに 306 を持ち込んでみた。
 全行程下道というかなり人間に負担のかかるルート行ったにもかかわらずいたって疲れは無し、 RECARO の恩恵をここでかなり感じることができる。改めてシート選びと正しい着座姿勢の重要さを認識する。

 分岐を曲がり長尾峠へ料金所の向こうには山羊さんコーナーが待っている。大竹氏の言うプジョースポールによる激変はあるのか。
5.jpg
このクルマでこれからもまだまだ楽しめそう!
そして、結論は?

 結論から言おう、激変した!
 以前 306 を私が走らせるとコーナーに入るとリアがヌルッと出始め、外に逃げていくような感覚をステアリングとアクセルで合わせる感じがあった。当時これはこれでドリフトしているようで面白いからいいかと思っていたが、プジョースポールにはそれはない。コーナーに入るとリアはズバッと外に出る。同時にフロントがインにスッと入っていく。一気に姿勢が変わる。

 ここで初めてこういう挙動をされて、実はこれは“怖い"と正直思ってしまった。だが動き方が分かりだんだん慣れてくると、これが非常に面白い。
タイムを計っているわけではないのではっきりは判らないが確実に速いのではないかと思われる。そうして走らせながらそういえば WR カーは皆、一気に姿勢を変えて走っていたような憶えがある(一緒にはできないが)。

 ここで大竹氏の言葉を思い出した。
 “そうかあのときの笑いはこういう意味だったんだな"、と。

◆今回の合計金額◆



メンテナンス\113,190
RECARO シート \170,140
ショック\151,600
合計\334,930

 この数字が高いか安いかは個人の考えに左右されるのだろうが、少し考えてみてほしい。この数字では他のクルマはせいぜい 10 年落ちの不具合がいつ出るかもしれないド中古しか買えない。
 酸いも甘いも知り尽くした自分の愛車をこの金額でまた楽しく乗り続けられる様になるのだ。面白いかもまだ判らない新車に大枚をはたいて首をひねるよりは、よほど安い買い物ではないだろうか。
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PEUGEOT_306_SPEUGEOT 306
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台所を仕切るのはパパ。見事な腕前。
フランス、ル・マンと言えば 24 時間耐久レース。
でも、ここでお話するのはこの世界的に有名なレースのことではなくて、車に疎い人にも楽しい食べ物のこと。

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