file768
vivid_mark_s
craft298.jpgガライヤバナー3.jpg
bu_homebu_weeklybu_indexbu_back
Page 1/1 |
vividsearch2
search_car2
search_article2
tab_star2003/07/25tab_end孤高の存在 ガライヤ
FRP ボディは「トクベツ」の証
〜ガライヤに流れる「血統」その 1 〜
 FRP ボディを持つクルマと言うのは、どちらかと言えば非日常的なクルマが多く、その殆どが性能面だけではなくデザイン面においても「トクベツ」な何かを持っている。いわば、ある種の「血統」のようなものと言ってもいいかもしれない。
文:まつばらあつし
ガライヤ写真提供:株式会社 オートバックス・スポーツカー研究所

tab_face
まつばらあつしSicon_homeまつばらあつし
[vividcar エグゼクティブディレクター]
VividCamera も少しづつコンテンツが増えてゆくのでお楽しみに。
また、クルマ関係の記事や、バイクとかいろんなものにも焦点を当てて行きたいと思うので、そちらの方もどうぞご期待を。人間としてはオートフォーカスじゃなくて、決めたものにフォーカスを合わせるマニュアルなタイプかも。
結局はドンガラなのだ

 改めておさらいをしておくが、 FRP とは(Fiber Reinforced Plastics)の略で、クルマ用のマテリアルとしては軽く、成型や着色がある程度自由で、それなりの強度も持っているために、従来からエアロパーツ等に使われることが多い。

 しかしこの FRP 、ボディのマテリアルとして使われることもある。もちろん強いとはいえ主構造材となるほどの強度を持つわけではないので、 FRP のボディを持つクルマの殆どは、主構造であるフレームやモノコックを包むような「ガワ」であることが多い。すなわち FRP ボディというのは結局クルマの「ドンガラ」のようなもの、というワケだ。まあ「ドンガラ」故に軽く、しかも先程書いたように成型や着色がある程度自由なので、デザイナーにとっては「カッコいいデザイン」をそのまま具現化できるうえに、軽量化も果たせる魅力的なマテリアルと言っていいだろう。

 ご存じの事とは思うが、ここ Vividcar でも取り上げている「TVR」の各車や「Lotus Elise」などは FRP ボディを持つクルマである。写真を観ても、実車を観ればなおさらだが、金属ではとても表現し切れないようなヌメやかさというか、エロティックでさえある複雑に交差する曲面は、正にクラフトマンシップのなせる技、 FRP ボディのクルマならではという感じがする。
TVRとロータス
左と中央) TVR タモーラやタスカンなどは、 FRP ボディを持つモダーンなハイパフォーマンスカーだ。観た目通りの性能と持つ喜びを与えてくれる「特別」な存在だ。特にタスカンのヌメやかさは、妖しい雰囲気がぷんぷん。
右)エリーゼはこの手のクルマの中では最も手が届きそうな「トクベツ」。大量生産品ではない匂いをプンプンさせている。日常のアシとして使えそうな感じがフレンドリー?
ヨーロッパ
子供たちの間では「超トクベツ」だったヨーロッパ。 FRP 系のクルマは伝統的に英国車が強いのだ。
モデナ
フェラーリ 360 モデナ
パフォーマンスの視覚化

  FRP ボディを持つクルマというのは、全般的にハイパフォーマンスカーが必然的に多い。それは「カッコいいデザイン」というモノの多くがパフォーマンスを視覚化しているからなのである。
 だいたい「カッコいいデザイン」のクルマは速そうに見える。そして実際に速い。速いということはそれだけでクルマとしての価値が高く、人間の「他のヤツよりも速く動きたい」という根源的な欲望を満たしてくれるステイタスとなる。そしてそれは「特別な存在」でもあるのだ。

  30 代 40 代の方には懐かしいスーパーカーブームというのがあったが、その時に子供たちにとってはあこがれの対象、大人たちにとっては投資や羨望の対象であったクルマの多くが、 FRP ボディを纏っていたのを覚えているだろう。特にブームの火付け役である漫画「サーキットの狼」の主人公の乗る「Lotus Europe」のスペックを無視したような大活躍には、多くの子供たちが熱狂したものだ。これらはやはり、近所で見かけるカローラやサニーとは根本的に異なる「特別な存在」だったのである。

 さて、ハイパフォーマンスの視覚化という点では、 FRP は現時点ではおおむね理想的なマテリアルだろう。例えばフェラーリ 360 モデナや、ランボルギーニ ガヤルドなどの「スーパーカー」は、そのボディにアルミを使っている。がしかし、それらは値段も「スーパー」で、よほどの努力と根性、あるいは強運でも持っていない限り、手に入れることは中々難しい、存在そのものが「スーパー」となってしまっている。しかもそれらは、一般道での利用にも、努力と根性を必要とするのだから大変だ。
 しかし FRP ボディのクルマは、何とか手が届きそうな価格帯に位置するクルマに多く採用されているのだ。つまり多くの人が現実的に購入を考えることができる「スーパー」なクルマなのである。実際に一般道を走るための努力や根性も、フィットやヴィッツよりも少々多く必要だが、 360 モデナやガヤルドよりはるかに少なくても大丈夫。そういう点で「おおむね理想的」なのである。
ガライヤ内装
分厚いサイドシルにスパルタンなコックピット。ザックリ切れ込んだサイドウインドウを含めて、異例とも言えるルーミーな室内をこの手のクルマに持ち込んだ。ホント外はヨク見える。っていうか、外から見られる(笑)。
ガライヤも「トクベツ」

 まあ、 FRP ボディを持つクルマ達は、先にも書いたようにデザインからしてハイパフォーマンスを視覚化したようなものだから、お買い物行ったり旅行に出かけたりするような、一般的な用途には最初から全然向いてない。そういう用途に使えないわけじゃないけれど、それよりもサーキットや高速道路の右車線、峠道などにお似合いだ。そこでガライヤのお話になる。前置きが長くて申し訳ない。今までのは実は前置きだったのだ。

 去年の暮れにオートバックスから発表された「ガライヤ」というクルマは、とりあえず今まで書いたような「特別な存在」である正当な理由を持っている。速そうなデザインと FRP のボディ、見かけ同様のハイパフォーマンス(レースで 3 位入賞も果たしている)、そしてチョイと頑張れば手が出る程度の価格。
 特にそのボディは「トクベツ感」を際立たせている。全幅に対してかなり短い全長、大げさに開くガルウイングやトラックのように下方に切れ込んだサイドウインドウ。そしてフロントからリアに流れるようなボディライン。いずれも FRP ボディを持つ大量生産品ではないクルマならではの非日常的な雰囲気、すなわち「トクベツ」な何かを漂わせてくれている。

 実際の試乗記などは他の方にお任せするが、デザイン面から見ただけでも、「ガライヤ」は他の FRP ボディを持つハイパフォーマンスカーと同じ成り立ち、すなわち「血統」をもつクルマなのである。旧くはコルベットやジネッタ、先にも挙げたヨーロッパやエリーゼ、 TVR の各車などと同じ「トクベツ」なヤツの血が流れている。
 というわけで、これからしばらくこの「ガライヤ」について、イロイロな角度から取り上げていってみたいと思う。「トクベツ」なヤツの血について、実はクルマ以外の FRP モノでも感じる事ができる、次回はそんなヤツのお話をしてみよう。
ガライヤ外装
左)乗用車から見たらかなり幅が広く、その割には全長が短いディメンションは「Fiat ムルティプラ」に近い。でもその性格は正反対。
右)特徴的なサイドウインドウがガライヤのチャームポイントか。コークボトルのような曲面の組み合わせはけっこうグラマー。盛り上がりと凹みのバランスが非日常的な雰囲気をアップさせる。
tab_cars_b
ASL_Garaiya-m.jpg
data
ASL Garaiya
オリジナルスポーツカー“我来也”
TVR_Tuscan_M
data
TVR Tuscan
さらに過激になった新世代 TVR
TVR_Tamora_M
data
TVR Tamora
最新の TVR
LOT01006-m.jpg
data
LOTUS Elise
超ライトウエイト 2 シーター
recommend
TUS008.jpg
TVR Tuscan Speed-Six Driving Impression
さらに過激になった新世代の TVR は如何に?!
サマリー情報_サムネール
TVR Tamora Driving Impression
TVR とは? Tamora とは?その答えがここに
elise_003.jpg
Lotus ELISE 111s
ライトウエイト・スポーツの代名詞であるロータス・エリーゼを富士山近隣の峠道に連れ出してみた。
ku.jpg
ライトウエイト・スポーツカーのオリジン
ライトウエイト・スポーツカー、そのオリジンは?!
s1.jpg
ロータス スポーツ 111 車両展示会に行ってきた!
 7 月 10 日、都内にある東京ロータスセンターにてロータス スポーツ 111 車両展示会が行われた。展示会の模様をレポートしちゃいます。
サマリー情報_サムネール
ピーターソン自動車博物館
ロスのダウンタウンから約 20 分の自動車博物館。定期的に特別イベントや展示車が入れ替えられ、ユニークな車と出会える。
ABS_105.jpg
日本初!ケータイカーナビの発表会に行ってきた
最近のケータイは音声で道案内までしてくれるそうですね。いったいどこまで進化するのだろう、と思いますよね。そうしたら、今度はケータイでカーナビ!
サムネイル
オートバックス中国に初出店
オートバックの上海出店第一号店開店式に潜入してきた。
RD180
ヴィーマック RD180
 東京アールアンドデーという会社を御存知だろうか。レースファンにはよく知られた会社であろう。この会社が 90 年代半ばから追いかけているのが、60 年代を古き良き時代を彷彿とさせるライトウエイトスポーツカーの開発である。
Copyright (C) 2001-2007 VividCar.com. All rights reserved.
bu_homebu_weeklybu_indexbu_back
Page 1/1 |