 |  |  | | | モンスターツアラー アウディ RS6 アバント | | 「911 ターボ」のワゴン版 |  | | 今回お届けするアウディ RS6 アバントのパワーは、なんと 450ps を誇る。そして、大きく張り出したフェンダーや、19インチのホイールがさり気なくその存在を主張する。そこには、ハイパワーカーにありがちな、威圧感は無く、非常にスマートだ。そう、秘めたるパワーを隠すかのように・・・・・ |  | 文・写真:斉藤 敦
|  | |
|  |  |  |  |  |  | 斉藤 敦 [WEB プロデューサー] |  |  |  | | イタリア車が大好きなワタクシ。がしかし、最近、欲しいと思うイタリア車は1,000万円級のものばかり。うーむ、どうしたものか。しかし、ランチアの日本再上陸のニュースなど、ここ最近は再び息を吹き返してきたイタリア車には要注目ですぞ。 |  |
|  |  |  |  |
 |  |  |  |  | | グループ B 用ホモロゲーションモデル”スポーツクワトロ” |  |
|  |  |  | それは”クワトロ”から全てが始まった
それは 1980年、ジュネーブショーまで遡る必要がある。このショーでアウディは、センターデフ内臓のフルタイム 4WD システムを持つ”クワトロ”を発表。当時、4WD システムといえば、”悪路走行の為のシステム”で、”速く走る為のシステム”ではなかった。しかし、”クワトロ”はその概念を打ち破り、4WD を”速く走る為のシステム”として採用した。これは、当時としては画期的なことだった。
この”クワトロ”は WRC で大活躍する。その後は、クワトロ A2、スポーツクワトロ、クワトロ S1 と進化し、ラリー界を席巻した。
その後、このセンターデフ内臓のフルタイム 4WD システムは、他の様々な車種に搭載された。そして、1992年、AMG や M シリーズに対抗すべくハイパフォーマンスなエンジンとフルタイム 4WD システムを持つ S シリーズを発表。S2 Coupe に始まり、現在は、S4、S6 のラインナップを揃える。
そして、この S シリーズの上をいく、超ハイパフォーマンスモデルが、RS シリーズだ。 1994年、アウディ 80 アバントをベースに、あのポルシェ社と共同で開発・製造された RS2 に始まり、2000年には、A4 アバントをベースに RS4 を子会社のクワトロ社の手により完成させ、デビューさせた。
その後、最新、そして最強の RS モデルとして登場するのが、今回試乗する RS6 なのだ。 |
|  |  |  |  |  |  |
|
|  |
 |  |  |  |  | | 最低地上高は、90 mm 。急な段差には気をつける必要があるだろう。 |  |
|  |  | アウディ最強のモデル
さて、この RS6 は S6 ベースに RS4 同様、クワトロ社の設計の元に造られている。今までの RS シリーズは、アバントのみのラインナップだったが、RS6 はセダンとアバント、2種類のボディで展開される。
エンジンは、あのコスワース社が開発を担当。S6 のエンジン(4.2L V8 DOHC 4バルブ)をベースに、ツインターボ化され、最高出力 450馬力を誇る。組み合わせられるミッションは、ティプトロニック付き、5段オートマチックミッションである。
足周りに目を移せば、フロントが 4リンク、リアがダブルウイッシュボーンという組み合わせ。そして、S6 よりもサスペンションレートを 20% アップさせた RS6 専用スポーツサスペンションと DRC(ダイナミック ライド コントロール)を採用。ブレーキは、増大したパワーを十分に受け止められるよう、フロントには、ブレンボ製の 8ポットキャリパーを採用する。
さて、気になる価格は、セダンで、1,180.0万円、アバントで、1,200.0万円のプライスタグを掲げる。エンジンパワーがスーパーなら価格もスーパーといったところか?! |
|  |  |  |  |  |  |
|
|  |
 |  |  |  | 左上:ノーマルモデルと意匠を同じとするものの、各所にスペシャルパーツが驕られる。尚、オプションでフルレザーの内装も選択できる。 右上:ノーマルモデルと共通であるが、このスペースにナビゲーションの簡易表示が現れる。視線の移動が少なくて済み、安全。 左下:ポルシェ 911 ターボと同等のスペックを持ちながら、積載性は、A6 アバントと同じ。実用性十分だ。 右下:この RECARO シートの出来は秀面。長距離を走っても疲れない。座り心地抜群である。 |  |
|  | |
|  |  |  |  |  |  |
|
|  |
 |  | 桁外れな加速と圧倒的なスタビリティ、そして強力なブレーキ
クルマに乗り込むと、そこには、RECARO 社製スポーツシートとカーボンパネルがただものでない雰囲気を醸し出している。この RECARO社製スポーツシート、若干座面が高く感じるが、視認性がよく、このクルマの性格を考えるとこれが正解か。
そして、ひとたびアクセルを踏み込むと周りの景色が一変する。シートに体が押さえつけられ、まるで後ろから蹴られたような加速感だ。聞けば、0-100km/h が 4.7秒、0-200km/h が 17.6秒で到達するという。2.0t 近い重量級のこのボディをいとも簡単に加速させ、最高速度は、なんと 280 km/h !この加速感から想像するに、ブースト圧はかなり高めの設定だと予想できる。この加速感には病みつきになりそうだ。
加速感と同じくらいに驚かされたのが、そのスタビリティの高さである。路面に吸い付くように走り、その安定感には驚かされた。もちろん、フルタイム 4WD のお陰でもあるのだが、DRC(ダイナミック ライド コントロール)の搭載が効いている。ダンパーをX状に結合し、常にボディをフラットに保つというものだ。この手のハイパフォーマンスカーは、その性能から発揮される速度域を考えると、足を固めないないと安定しないハズ。しかし、この RS6 は、快適で良好な乗り心地を実現している。これも DRC の効果の一つだろう。足を固めなくても十分に安定性を確保できるのだ。
また、ブレーキの出来も素晴らしい、エンジンはパワーアップしたものの、ブレーキが心もとないクルマを今まで数多く見て、乗ってきたが、RS6 にはそんな心配は無用。強力無比な制動力としっかりとしたフィールは、ハイパワーなエンジンをもつ、このクルマに十分なものといえる。
ハイパワーなエンジンと圧倒的なスタビリティ、そして強力なブレーキ、とクルマとしての実力、魅力とも十分。特に加速性能は、ポルシェ 911 ターボ と変わらないスペックをたたき出す。個人的には、マニュアルミッション仕様があれば、と思ったが、E55 と M5 の販売台数を考えれば、答えは一つ。この手のクルマにマニュアルミッションを搭載しても、日本ではマーケティング的に美味しくないのは明らかである。販売台数を順調に伸ばし、量販モデルである A3 のニューモデル登場と、順風満帆といえるアウディ。只一つ気になるのが、アッパークラスでのブランド力の弱さ。新しくなった A8 とともにこのクラスでアウディがどのような展開をみせるのか?しばらく注目したい。 |
|  |  |  |  |  |  |
|
|  |
 | |  |
|
|  |  |  |  | |  |  |  |  | 両雄対決 BMW の王様、M5 と Audi の女王、S6 を試乗した。 両雄対決と銘打ったが、王様と女王様のような雰囲気だった。
|  |  |
 |  | |  |  |  |  | アウディ S6 AUDI S6 、どう走っても洗練されていた! 鈴木亜久里が、アウディ版「羊の皮をかぶった狼」に試乗。元グランプリドライバーならではの鋭い感想をもって、マーケティング責任者とディスカッションを繰り広げた。
|  |  |
 |  | |  |  |  |  | 新型 A4 試乗記 日本でも大ヒットを飛ばした A 4 が、満を持してのフルモデルチェンジを行った。競争の激しいこのクラスに対する AUDI の意気込みを見た。
|  |  |
 |  | |  |  |  |  | ダイナミックハッチ「アウディ A3」 ワールドプレミアから程なく国内デビューと相成った新型アウディ A3。先代が確立した「プレミアム」や「スポーツ」とも異なる第三のキーワードをひっさげて。その名の通り、我々を悩殺してくれるのだろうか?
|  |  |
|