 |  |  | | | 現代TD事情 | | あなたのライフスタイルで TD をチョイス |  | ここに2台のクルマがある1台を MG-TD といい、もう1台を TD2000 という。 MG-TD は周知のクルマであるが、今回紹介するこの TD2000 はマレーシアで作られ昨年上陸した極めて精巧なそのレプリカである。 この2台の TD はオリジナルとレプリカとに別けられてこそいるが、2台のオーナーを交えて話を伺ううちにこの2台の境目は一見開いているようで実は割と近い所にあるのでは?と感じた。今回はそんな話である。 |  | 文、写真、イラスト:きもだこよし
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|  |  |  |  |  |  | きもだこよし [クルマの似顔絵描き] |  |  |  | | 3 月からルノー府中にて、メガーヌやルーテシアなどルノー車の、イメージイラストの常備展示ならびに複製画の販売をさせていただける事になりました。興味のある方は、是非ともいらしてください! |  |
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 |  |  | 半世紀以上を超えて今もなお現役のベストセラースポーツ
MG-TD 1950年代に登場し世界でおよそ 3万台あまりが売れた当時のベストセラーといっていいオープンカーである。オーナーの杉山氏はアメリカで一度レストアされたものを手に入れたのだが、この車が手元に来た時にはまったく動かなかったらしい。 その後コツコツと自らの手で直しその甲斐あって昨年ようやく走り出すことが出来た。
工場に任せなければならない箇所も出ないわけではないが、できる限り自分の手でレストアをやっていくのが身上とのこと。氏によれば TD はこの年代の車としては異例に台数が出ている為に少なくとも部品の心配はないという。 パーツが届くまでは気長にまって直し、決して無理はしないその代わりに、走れるようになると、どこにでもこのクルマで出かけるという。
事実、様々な場所に TD で出かけた写真を見せていただいた。 その場所が長野であったり東北であったりと昨年からの 1年で下手なサンデードライバーよりもはるかに走っているのではなかろうか(しかもこのクルマでだ!)至極快調な TD のように見受けるが、まったくのノントラブルであったわけではない(実は今回の取材の際にもブレーキにトラブルがあったために自宅でのツーショットとなってしまった)一度長野で、ドライブシャフトが折れて帰れなくなってしまったことがあり、その際にも工場からパーツを持ってとんぼ返りで長野に向かい 2日掛かりで直して帰ってきたこともあるそうだ。
いやはや恐れ入る。本人いわくいずれはストックパーツで棚を作りたいのだそうだ「自宅に電話を入れて何の何番に入っているパーツを送ってくれと言えば届くようになると、どこにいても困らないから(笑)」「本当は一緒に出かけようと誘ってはいるのですけどね。」 TD に対する僅かな不満、それはほんの少し助手席が軽いことにあるようだ。 |
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 |  |  |  | | 右写真で分かりづらいですが TOYOTA の刻印が。 |  |
|  |  |  | 現代水準を考えて手を入れなおされた TD
一方の TD2000 はマレーシアで制作され、日本には横浜のアイ・オートにより輸入されている。その名の通り MG-TD のレプリカなのだが、制作にあたり本国に残っていたジグを取り寄せ日本の技術を学び、フォルクスワーゲンの技術者をスカウトして、ジャガーの指導による設計の見直しを行なうなどその姿勢は徹底している。 2台の詳細は以下の通り。 |
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| MG-TD | TD2000 | | 1951 年 | 2002 年 | 全長 / 全幅 / 全高 | 3683/1473/1346 | 3744/1590/1450 | ホイールベース | 2388 | 2420 | 車両重量 ( kg ) | 876 | 970 | 乗車定員 ( 名 ) | 2 | 2 | エンジン型式 | XPAG | 3S‐FE(トヨタ製) | 排気量 | OHV 1250cc | DOHC 1998cc | 最高出力 (hpw) | 54/5400 | 130/5600 | 最大トルク (kg) | 8.8/2600 | 18.3/4400 | ミッション型式 | 4MT | 5MT(4AT) | サスペンション | 前 : ウィッシュボーン 後 : リーフ | 前 : ウィッシュボーン 後 : リーフ | ブレーキ | 前後 : ドラム | 前後 : ディスク |
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 |  | 上記のスペックをみると、TD2000 の方が TD よりもサイズが若干大きのだが、2台が並んだその姿(左の写真)からはその差は数字ほどにはわからない。そのことからもこの車の仕上がり具合がわかろうというものだ。 しかも、目に見えない部分でフレームの大型化など現代の道路事情を考慮して修正してある部分も多々ある。見比べれば判るのだが(下から覗き込まねばならないが)前述のフレームはオリジナルのそれに比べかなり太く設計され、見た目にも判るシート後ろのパイプフレームも転倒時のガードというよりも横方向の補強のほうに重きを置いているように見受けられる。
TD2000 は単に TD に似せたかったのかそれともセブン同様、現代に適合進化させたかったのかその真意は定かではない。私は後者であってほしいと思う、そのほうがより多くの人に車を知ってもらう上でも良いことなのではないだろうか。
レプリカ=模造品(似た物)ではなく手に触れて知ってもらうための複製、車はそこに今の環境に適合させることができる物を組み込んで走ることができるのだから。機会があれば伺ってもみたい、どなたかマレーシアまで TD カーズを尋ねることがあったら是非尋ねてみてほしい。 |
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 |  | 両車とも魅力十分
TD2000 のオーナーである松尾氏は杉山氏の MG-TD に触発されて TD を探していた所、広告を見つけて購入を決めたという。いくらトラブルのないであろう TD2000 とはいえ抵抗はなかったのだろうかとお聞きしたところこの前に MR-S を 2台乗り継いできたというオープンカーのある意味ベテラン。成る程それならば何の問題もなかったはずである。
それでもこの車は勝手が違ったらしく仕事帰りに駐車場から出たとたんに囲まれて質問攻めにされたこともあったという(笑)。最近はそんな一幕にも動じずこのクルマを見せている。 「少しでも TD2000 のオーナーがそれによって増えてくれればいいナと思っています。」 |
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 |  |  |  |  | | あなたなら MG-TD,TD2000 どちらを選びますか? |  |
|  |  | あなたならどちらを選ぶ?
このクルマが 1台でも増えてくれることが願い、という松尾氏、今は週末に地元の海岸線を流すのが楽しみなのだという。以前と違い街の空気に合わせて流すことができるのが気に入っている点だという。 そう考えると両者の共通点はここにあるのではないかと思われる。杉山氏も路上の車の流れに合わせて走ることを身上としている、その為にミッションのギア比を変更し TD の 38馬力でも充分に速度を乗せられる様にしてあった。しかし、その代償として一部のヒストリックカーレース等に参加できなくなってしまった。
「今考えたらデフで対応すれば O.K だったんじゃないかな?」と笑って話す。
ヒストリックカーの中には現代の車事情にあわせにくいものもある。事実、同じ TD でもトラブルを起こる事を考えてモノによっては 80km 巡航を余儀なくされる車もあったりする。私も以前 FIAT500 で中央道を 80km 巡航したことがあるが、かなり苦しい。 オリジナルコンディションの素晴らしさは認めるが、あえてフルオリジナルであることにこだわらない。大事にするが甘やかさない、キチンと整備を行い雨の日も(よほどのモノでなければ)風の日も共に過ごす。杉山氏と TD の付き合いは恋人や娘ではなく長い付き合いの親友とすごしているかのようだ。
一方の松尾氏も前述した通り TD を探していて TD2000 を知ることで考えを切り替えている。オリジナルに後ろ髪をまったく惹かれないかといわれればウソになるかもしれないが、同じ気分を十分に味わうことが出来ているという(なにしろ走りの楽しさはもちろんのこと洗車や雨の心配までオリジナルのそれだ)反面トラブルは少ない、皆無といっていいだろう。彼もまたクルマを流れに乗せて走ることを楽しみに考える。幌を空けたその空間は一人気ままになるための入り口なのだ。
かたや常にアシとして通勤レジャーに使う者、かたやどんな所にもそれで出かけて行く者、使い方は様々だが根っこの部分には同じくそばに TD がいる。私はこの先彼らを MG 関係の人と言う呼び方をしないかもしれない。そう彼らは TD フリークの人たちなのだから。 ここに 2台の TD がある。1台を MG-TD 、もう 1台を TD2000 という。どちらも走る楽しみを満足させてくれるが、どちらを選ぶかはあなた自身の気持ちとライフスタイルしだいであろう… |
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|  |  |  |  | |  |  | 湘南ヒストリックカークラブ in 大磯 今回は大磯ロングビーチで行われた、湘南ヒストリックカークラブ( SHCC )のイベントにお邪魔しました。6 月前だったというのにこの暑さ。寝不足も手伝ってチョンボしてしまいましたが、その顛末はお読み下さい。
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 |  | |  |  | 2004 東京スペシャルインポートカーショー 東京スペシャルインポートカーショー 2004、通称 S.I.S. が行われました。直訳すると、東京特別輸入車展示会(?)となりますが、たしかに日常の生活ではなかなか目にすることのできない特別なクルマが目白押しでした。
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