 |  |  | | | ベルカント トランペット | | Bel Canto Trumpet |  | 数年前、サンフランシスコを休暇で旅した時にいつもの癖で楽器店を探していた。ダウンタウンの楽器店を訪ね歩きサンフランシスコ周辺でもっとも大きな楽器商を営む、A&G Music Products Companyを知ることとなる。A&G Musicはダウンタウンから車を飛ばしてオークランド・ベイ・ブリッジを渡りダウンタウンからオークランドへ約1時間の場所にある。 そこで、1960 年代のヴィンセント・バックを見つけ購入した。試奏する時に地下に案内されたがそこはまるで今世紀のトランペットがすべて存在しているような空間だった。 |  | 文・写真:永山辰巳 コーディネーター・通訳:トム小川
|  | |
|  |  |  |  |  |  | 永山辰巳 [VividCar 元編集長] |  |  |  | | 2006年、VividCarはプロフェッショナルなブロガーを目指します。創刊以来5年を迎え、ちまたのブログサイトとは一線を画するVividCarは、ネットワーク知識編纂をビジョンに確実にコンテンツを増やしながら未来のWebBookメディアを開発してきました。私たちはこれをWebフォトジャーナルシステム呼びます。生涯にわたり記録し続け知識を編纂する楽しみをごいっしょに。 |  |
|  |  |  |  |
 |  |  |  |  | | Dick Akright氏。彼の作業場の前で。2003年5月 |  |
|  |  |  | Dick Akright氏
店内で見つけたトランペットは、バックの工場がエルクハートに引っ越した直後に生産されたことを示すシリアル番号を持っている。そしてそのころのバック特有の雰囲気をもっていた。全体的に丸みを帯びているような柔らかな感じがあり、手に取ると今のバックよりも一回り小さい感じすらするのである。
明るい店内から階段を降りていくとそこには信じられない光景が広がっていた。薄暗い階下には膨大な楽器が所狭しと押し込まれている気がした。試奏しようと作業場を横切ると、かなりの巨体の爺様が、「へい、日本人かい?、カワシマって知っているかい?」と聞いてきた。「いやー残念ながら知らないなー」と答えると、「そうかい、ゆっくり吹いていきなー」ともてなしてくれた。
それから数年後、銀座のトランペット専門店を訪ね、そのカワシマさんと知り合う。だけど実はそのカワシマさんとも初対面ではなかった。彼と私は20年以上も前に渋谷のヤマハで出会っていた。不思議な人の繋がりだが、その川島さんからベルカントを購入したことで、ディック氏に繋がっていくことになる。 |
|  |  |  |  |  |  |
|
|  |
 |  |  |  | | 第二ピストンの後ろに0519 91 Lと記載されているモデル59 |  |
|  | |
|  |  |  |  |  |  |
|
|  |
 |  |  |  |  | | ベルマーキング。刻印ではなくエッチングだ。やっぱり刻印の方が味があると思う。 |  |
|  |  | ベルカントはバックのコピー?
ロサンジェルス在住のVividCar特派員、トムに取材の申し入れを依頼したところ快諾されたということで、サンフランシスコでの仕事であるスタンフォード大学へ行く日程と併せて取材を行なうことにした。まさか数年前に楽器を買ったあの店がベルカントの工場だったとは、思いもよらない縁である。
指定された時間に訪れると以前と変らぬ大男がにこやかな笑顔で迎えてくれた。「さー何から話せばいいんだい?」と。
ベルカントは写真のように古いバックの外観と酷似したデザインだ。そこにはバックへの思い入れがあるであろうから、そこから聞いてみた。
「そうだね。確かにバックの外観を真似ている。あの頃のバックが好きだからかな。全体の雰囲気や細部の造形、ヘックス(六角)のデザインや、メインチューニング管の一本支柱なんかね。でも、中身はまったくのオリジナルさ。すべてが自分自身のアイディアで出来ているんだ」 確かにデザインは酷似しているけど使われているパーツは他では見たことがないものばかりだから、すべてを造っているのか聞いてみた。
「ほんどが自分で製作した。ただしベルだけは作れないからベルを作れる工場へ依頼したけどね。確かにベルまでオリジナルだったらね、良かったね」 |
|  |  |  |  |  |  |
|
|  |
 |  |  |  | | 製造番号1,000番以内のバックに見られる六角の主柱デザイン。これが五つの部品を組み合わせて出来ている。 |  |
|  |  |  | 細部に渡り彼のコダワリが
「だけどね、あまりにコダワリ過ぎて造るのがだんだん面倒になり、とうとう或る日嫌になってやめたんだ」
さばさばした表情で軽く話してくれたけど、ちょっとだけ陽気な彼に陰りが見えた。でも、もはや二度とラッパは造らないと決めたらしい。
「10年間で2,000本ぐらいはつくったかな。みてごらんよ、このパーツ。五つの部品を組み合わせて造っている。今の楽器なんかこんなことしていないよ。奥にはまだまだたくさんの造りかけのパーツが残っているけどね」 |
|  |  |  |  |  |  |
|
|  |
|
|  |  |  |  | |  |  |  |  | カワシマ流「その1」 カメラ関連の情報の洪水によって完全に「洗脳」されてしまい、まんまとそのマニュアル通りに価値観を刷り込まれてしまった信者が蔓延してきた。
|  |  |
 |  | |  |  |  |  | フォーカスでハワイを走る ヨーロッパの街中に合うフォーカスが意外にもトロピカル・アイランドの風景にもお似合い。小川特派員が一週間フォーカスを乗っての報告です。
|  |  |
 |  | |  |  |  |  | 霧のサンフランシスコ ゴールデンブリッジ、ナパワイナリー、ダウンタウンなど、サンフランシスコを訪れた時のライブラリーから選び抜きました。カメラは、コンタックスのNデジタルです。
|  |  |
 |  | |  |  | 存在としてのユニークさ 今回ご紹介するのは、共に欧州製品ですが、スピーカのEBTB社とアンプ、CDユニットのCHORD社の組み合わせです。あまり日本では馴染みのない製品ですが、こうした製品を手に触れ試聴できるのが、R&Aの素晴らしさでしょう。
|  |
 |  | |  |  | ハーブ アルパート 1960年代のアメリカのポップシーンに突如現れたトランペッター、ハーブ・アルパート。彼の業績は、A&Mレコード設立に代表されるが、いまでいうインディーズでスタートしてついに全米ナンバー・ワン・ソングを生み出した。彼の代表作がキングレコードから、Herb Alpert Golden Collectionとして初CD化されたのでご紹介しよう。
|  |
 |  | |  |  | 不思議な存在、SEV クルマのチューニングにはそれこそ数え切れないぐらいの手法があるが、SEV ほど不思議な存在もないだろう。主要なコンポーネントに SEV を張り付けるだけで特性が様々に変化するからだ。論理的に考えて説明がつかない SEV は議論の的になりがちだが、装着した人はその恩恵に預かるので体験上その効果を信じるしかないのだ
|  |
|