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tab_star2003/11/30tab_endハンドメイドの魅力
ベルカント トランペット
Bel Canto Trumpet
数年前、サンフランシスコを休暇で旅した時にいつもの癖で楽器店を探していた。ダウンタウンの楽器店を訪ね歩きサンフランシスコ周辺でもっとも大きな楽器商を営む、A&G Music Products Companyを知ることとなる。A&G Musicはダウンタウンから車を飛ばしてオークランド・ベイ・ブリッジを渡りダウンタウンからオークランドへ約1時間の場所にある。
そこで、1960 年代のヴィンセント・バックを見つけ購入した。試奏する時に地下に案内されたがそこはまるで今世紀のトランペットがすべて存在しているような空間だった。
文・写真:永山辰巳
コーディネーター・通訳:トム小川

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Bel Canto Trumpetpage1ベルカントs
全米屈指の楽器修理工場page2ベルカントs
ベルカントポスターpage3ベルカント
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永山辰巳icon_home永山辰巳
[VividCar 元編集長]
2006年、VividCarはプロフェッショナルなブロガーを目指します。創刊以来5年を迎え、ちまたのブログサイトとは一線を画するVividCarは、ネットワーク知識編纂をビジョンに確実にコンテンツを増やしながら未来のWebBookメディアを開発してきました。私たちはこれをWebフォトジャーナルシステム呼びます。生涯にわたり記録し続け知識を編纂する楽しみをごいっしょに。
ディック
Dick Akright氏。彼の作業場の前で。2003年5月
Dick Akright氏

 店内で見つけたトランペットは、バックの工場がエルクハートに引っ越した直後に生産されたことを示すシリアル番号を持っている。そしてそのころのバック特有の雰囲気をもっていた。全体的に丸みを帯びているような柔らかな感じがあり、手に取ると今のバックよりも一回り小さい感じすらするのである。

 明るい店内から階段を降りていくとそこには信じられない光景が広がっていた。薄暗い階下には膨大な楽器が所狭しと押し込まれている気がした。試奏しようと作業場を横切ると、かなりの巨体の爺様が、「へい、日本人かい?、カワシマって知っているかい?」と聞いてきた。「いやー残念ながら知らないなー」と答えると、「そうかい、ゆっくり吹いていきなー」ともてなしてくれた。

 それから数年後、銀座のトランペット専門店を訪ね、そのカワシマさんと知り合う。だけど実はそのカワシマさんとも初対面ではなかった。彼と私は20年以上も前に渋谷のヤマハで出会っていた。不思議な人の繋がりだが、その川島さんからベルカントを購入したことで、ディック氏に繋がっていくことになる。
ベルカント
第二ピストンの後ろに0519 91 Lと記載されているモデル59
ベルカントベルマーク
ベルマーキング。刻印ではなくエッチングだ。やっぱり刻印の方が味があると思う。
ベルカントはバックのコピー?

 ロサンジェルス在住のVividCar特派員、トムに取材の申し入れを依頼したところ快諾されたということで、サンフランシスコでの仕事であるスタンフォード大学へ行く日程と併せて取材を行なうことにした。まさか数年前に楽器を買ったあの店がベルカントの工場だったとは、思いもよらない縁である。

 指定された時間に訪れると以前と変らぬ大男がにこやかな笑顔で迎えてくれた。「さー何から話せばいいんだい?」と。

 ベルカントは写真のように古いバックの外観と酷似したデザインだ。そこにはバックへの思い入れがあるであろうから、そこから聞いてみた。

「そうだね。確かにバックの外観を真似ている。あの頃のバックが好きだからかな。全体の雰囲気や細部の造形、ヘックス(六角)のデザインや、メインチューニング管の一本支柱なんかね。でも、中身はまったくのオリジナルさ。すべてが自分自身のアイディアで出来ているんだ」
 
 確かにデザインは酷似しているけど使われているパーツは他では見たことがないものばかりだから、すべてを造っているのか聞いてみた。

「ほんどが自分で製作した。ただしベルだけは作れないからベルを作れる工場へ依頼したけどね。確かにベルまでオリジナルだったらね、良かったね」 
ベルカント
製造番号1,000番以内のバックに見られる六角の主柱デザイン。これが五つの部品を組み合わせて出来ている。
細部に渡り彼のコダワリが

「だけどね、あまりにコダワリ過ぎて造るのがだんだん面倒になり、とうとう或る日嫌になってやめたんだ」

さばさばした表情で軽く話してくれたけど、ちょっとだけ陽気な彼に陰りが見えた。でも、もはや二度とラッパは造らないと決めたらしい。

「10年間で2,000本ぐらいはつくったかな。みてごらんよ、このパーツ。五つの部品を組み合わせて造っている。今の楽器なんかこんなことしていないよ。奥にはまだまだたくさんの造りかけのパーツが残っているけどね」
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ALFAROMEO_156 Sportwagon_M
data
ALFAROMEO 156 Sportwagon
ワゴンであってもココロはひとつ
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A&Gミュージック
A & G Music Products Company
http://www.agmusic.com/
米国最大の楽器修理工場。オーナーは、Dick Akright氏
トシトランペット
トシトランペットアトリエ
http://www.toshi-tp.com...
弊社のWebサイト編集ソフト、Inspire(インスパイア)で作られています。まだサイトはリニューアルしたばかり、どんどん充実していくでしょう。お楽しみに、
ザイレム
ザイレム
http://www.xylem.co.jp/
銀座にあるトランペットとカメラ(ハッセル)の専門店
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