 |  |  | | | 研ぎ澄まされた走り TVR T350 | |  | | TVR の最新モデル「T350」に乗ることが出来た。このクルマは、GT 選手権用に開発されたという生い立ちを持っている。ベースとなるタモーラとの違いも気になるところだ。果たしてどんなクルマだったのか。 |  | 文:河津秀昭 写真:斉藤敦
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|  |  |  |  |  |  | 河津秀昭 [VividCar元編集員] |  |  |  | | 最近かなり真剣にクルマを探しています。欲しくなるクルマは、実際買えないものばかり・・・次のクルマは何にしようかな? |  |
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 |  |  | レースで勝つ為に
「GT 選手権用の比較的安価で、コンパクトな車が必要だったんだ。そして、エアロダイナミクスを考えると“クローズドボディ”という結論に達した。」
これは、以前 TVR のエンジニアに「T350」はどういう経緯で開発したのか?という質問をした時の答えである。つまり、T350 という車は、レースのホモロゲーションの為に制作されたベース車輌なのである。ただ、ゼロから設計・開発したのではなく、タモーラがベースとなっている。
エンジンをはじめとする機関系に変更はなく、オープンボディであるタモーラをクローズドボディにし、エアロダイナミクスの向上を図ったものである。そのボディを見てみると、尖ったノーズと、バッサリ切り落とされたリアエンドが目に付く。ともに、空力を考えると非常に重要なセクションに手が加えられている。
実際、タモーラより 127 kg 重い車重でありながら、最高速度は 24 km/h も上回る 280 km/h !、0→60 マイル加速も 0.1 秒短縮され 4.4 秒という凄まじい数値を叩き出しているのである。さすがレース用に開発されただけあって、最高速度の向上は目を見張るものがある。 |
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 |  | 独特のインテリア
インテリアはタモーラと同じ、のハズ。もしかすると違いがあるのかもしれないが、基本的には同じ。包み込まれるような革張りのインテリア、アルミ削り出しのパーツは、これぞまさに TVR 。今回の試乗車のような明るい内装の TVR には初めて乗ったのだが、これもまたカッコイイ。オーソドックスすぎてツマラナイという声も聞こえてきそうだが、派手なエクステリアとの対比が逆に新鮮だった。
メーターはタモーラと同じく、スピードと回転計がアナログで、その下にデジタル表示があるタイプ。タコメーターが左回りに上がっていくのがどうも気になる。シフトランプを装備しているので、それさえ見ていれば良いのだが・・・また、メーターパネル内のデジタル表示部には、水温、油温、吸気温などの多くの項目が表示され、ステアリング裏のボタンで、表示パターンを変えることも可能である。
ペダル類は、タスカン、タモーラと同じくオルガン式。ペダルが吊り下げられているのではなく、下から生えているタイプである。取り付け部の剛性も高くすることが出来るし、何よりレーシングカーのようでカッコイイ。操作は、はじめは戸惑うかもしれないが、慣れてしまえば問題ない、というかこちらの方が個人的には好きである。残念といえば、フットレストが無かったところ。タモーラにもタスカンにも付いていないのだが、これは付けて欲しかった。 |
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 |  | スポーツカーは軽量で大パワーであればいい
コックピットに座ると、その視線の低さに驚かされる。ポジションをとって、エンジンスタート。低音の乾いたエグゾーストノートが辺り一面に響き渡る。
水温、油温を確認してゆっくりとクラッチをミートする。クラッチは、ツインプレートを採用しているが、ミートはそんなに気を使うほどでもない。案外、普通に発進出来てしまい、拍子抜けする人もいるはずだ。
アクセルを踏み込むと、実にリニアに加速していく。5750 rpm で 393 Nm(40.1 kgm)の最大トルクを発生するエンジン故に、低速トルクの無さが気になるかと思いきや、そんなことはない。1187 kg という軽い車重の恩恵が顕著に現れているのだ。直 6 ・3.6 リッターもの大排気量エンジンを搭載するにもかかわらず、この車重は驚異的である。スチール製のパイプフレームと FRP によるボディワークのたまものであろう。だがしかし、T350 は TVR のラインナップの中で、最も重いというから驚きである。
高回転域までフラットに回るエンジンからのエグゾーストノートは刺激的。どこまでも回っていきそうなフィールに酔いしれていると、あっという間にシフトランプが光る。多少重いが、ストロークの短いシフトレバーを手首で返しながらシフトアップを繰り返していくと、速度はいつのまにか上がっている。
そして、意外に感じるかもしれないが、思ったより乗り心地がいい。フロントに 225/35ZR18、リアには 235/40ZR18 というタイヤを履いているにも関わらず、しっかりと減衰がでており、しなやかにストロークしているのがわかる。
極めつけは、ブレーキ。私の TVR の一番のお気に入りのポイントである。軽い車体に、304 mm ものドリルドディスクを装着しているから効きはもちろん文句なし。ストロークは極めて短いが、、限界域でのコントロールもしやすいし、その剛性感の高さには脱帽である。
ペースを上げて走ってみても、実に素直な動きをする。ブレーキの効きと、クイックなステアリングでコーナリングが楽しい。その動きはタモーラよりも俊敏に感じた。やはり、スポーツカーは FR がいいとつくづく思う。ただ、立ち上がりでラフなアクセル操作は禁物。大パワー故、リアが簡単に流れてしまう。が、スタビリティ自体はかなり高く、手に汗を握るぐらいの走りをしなければ、その領域にはなかなか辿り着かなかった。
いわゆる電子制御の類がまったく付いていないが為に、速く走るにはドライバーに相応の技術を要求する車であることは間違いないが、その基本性能の高さは折り紙付きである。TVR のオーナー、ピーター・ウィラー曰く、「スポーツカーは、軽量で大パワーであればいい」こんな単純なことがなかなか出来ない世の中になってしまっているのは、クルマ好きとしては悲しいばかりである。こういうピュアなスポーツカーを造り続けている TVR を心から応援したいと思う。 |
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|  |  |  |  | |  |  |  |  | まだまだあるぞ魅力的な車たち! 大手メーカーばかりに目を向けていませんか?会場には、たくさんの魅力的なクルマ達があなたを待っています。そんなクルマ達の一部を紹介しましょう。
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 |  | |  |  | 僕は「国際出稼ぎ人」 去年、これまでに行った国と地域を数えてみた。アメリカ、英国、ドイツ、イタリア、スペイン・・・結局、50 を越えたことは分かったけどひょっとしたら覚えてない場所もあるかもしれない。
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