 |  |  | | | ミニバン大国への刺客「オペル メリーバ」 | |  | | ミニバン大国である日本へ、満を持して送り込まれたオペルの刺客「メリーバ」。気になる仕上がりを見に、大磯で行われた試乗会へ行ってきた。 |  | 文:河津秀昭 写真:斉藤敦
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|  |  |  |  |  |  | 河津秀昭 [VividCar元編集員] |  |  |  | | 最近かなり真剣にクルマを探しています。欲しくなるクルマは、実際買えないものばかり・・・次のクルマは何にしようかな? |  |
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 |  |  | オンリーワン
オペルから発売された新型ミニバン「メリーバ」。このクルマのポイントは、ズバリ“オンリーワン”な存在であること。ライバルといえるクルマが輸入車の中で見当たらないのである。メルセデス・ベンツ A クラスのロングホイールベースよりは一回り大きく、ルノー セニックや VW トゥーランよりは一回り小さい。全長 4040mm、全幅 1695mm というサイズは、国産車でいえば、トヨタのシエンタや、ホンダのモビリオに相当するコンパクトなものである。
ただ大きく違うのが、流行りの 3 列シートを採用していないところだ。実用に耐えないような 3 列目を造るなら、いっそのこと無くしてしまって、広々とした 2 列目を造ろうという目論見である。果たして、この目論見の成果はいかに!? |
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 |  |  |  | | オペル得意の「フレックス スペース コンセプト」。後席も前後左右にスライド可能で、4 名乗車なら足も伸ばせてかなり快適。助手席も倒すと 2.4m もの長い荷物も積め、容量もなんと 2000 リットルを超える! |  |
|  | ゆったり快適な室内
運転する前に、まずはリアシートに座ってみる。足元や、天井の広さは十分すぎるほどで、クラスを超えた快適性とメーカーが謳うだけのことはある。長いホイールベースの恩恵が、最も大きく感じられるポイントだ。
シグナムに試乗したときにも感じたが、オペルのいう“フレックス スペース コンセプト”つまり、室内の限られたスペースを有効利用しようというアイデアには賛同できる。前後スライド、リクライニングのみならず、左右にまでスライドするリアシートは、足を伸ばしながら快適に移動を楽しむことが出来る。では快適さを決める要因は何かといえば、ほんのちょっとしたことだと思う。例えばリクライニング。ほんの少し角度を変えられるだけで、雲泥の差だと思いませんか?
付け加えるなら、シグナムと同じく、シートのスライドから、折り畳みまで楽に操作できるのが素晴らしい。面倒なヘッドレストの取り外しといった作業は必要ない。 |
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 |  |  |  | | インテリアも、いかにもオペルという仕上がりとなっている |  |
|  |  |  | ドイツ車らしい走り
さて、走らせてみるとどうなのか。エンジンは、1.6 リッターの直列 4 気筒 ECOTEC エンジン。エンジン自体は、実用レベルでまったく不満の無い出来となっている。ちなみに今回は、2 名で試乗したのだが、さすがに 5 名乗車+荷物だと重さを感じてしまうこともあるかもしれないが、1.6 リッターと考えれば上出来だと思う。
ボディ剛性はしっかりしており、サスペンションもドイツ車らしい硬めの仕上がりで、安定性も高い。電動ステアリング故か、車庫入れなどの極低速時には、ステアリングが軽すぎる感じもしたが、走り出してしまえば気にならない。ミニバンというと、重心位置の高さを気にする声もあがってきそうだが、これも問題とは感じなかった。ロールはもちろんするものの、スピードが抑えられており、不安を感じなかった。オペルらしい真面目な造りで、走りも手を抜くことなく煮詰められていた。
そして、ドライビングポジションは高めに設定されており、視界も良好で見切りも良く安心して運転できる。さらに、グラスエリアの広さも相まって、室内は明るく、死角も少ない。オプションのサンルーフ装着車なら、なおさら開放感を楽しめるだろう。
ここまでは良いことづくめなのだが、少し残念なポイントがある。それは、イージートロニックと呼ばれる 2 ペダルマニュアル。このシステム自体の出来はそんなに悪くはないのだが、こういうクルマなら、ここはやはり普通のオートマにしてもらいたかった。ベースは MT なんだと意識して乗らないと、ちょっとギクシャクしてしまうのだ。 |
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 |  | オペルらしい
オペルの、言ってしまえば流行に乗らない真面目なクルマ造りは、最近のドイツ車が失ってきた感のある職人気質を感じることができる。飾らない魅力がカッコいい。
そんなメリーバは、 218 万というプライスタグを付けて、ミニバン市場に参入してきた。この価格はかなり魅力的だと思う。国産の同サイズのミニバンと比較できる価格に抑えられているからだ。
絶妙に使いやすいサイズと、実用的で十分な装備を持ちながら、走りはしっかりとドイツ車らしいフィーリング。買って後悔しない 1 台だと思う。 |
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