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tab_star2004/03/19tab_endUrban Sport CITROEN C2 の魅力
新世代のコンパクトハッチ シトロエン C2 VTR に乗った!
VividCar.com 編集部では、シトロエンの新しいコンパクトハッチ C2 VTR に大注目していたのだが、ヨーロッパで 2003年 9月に発売され、待つこと約半年、めでたく日本導入と相成った。

第一弾として「エクステリア」と「走り」に焦点を当てた記事をお届けしよう。
文 :斉藤 敦
写真:阿部昌也

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saitos.jpgicon_home斉藤 敦
[WEB プロデューサー]
イタリア車が大好きなワタクシ。がしかし、最近、欲しいと思うイタリア車は1,000万円級のものばかり。うーむ、どうしたものか。しかし、ランチアの日本再上陸のニュースなど、ここ最近は再び息を吹き返してきたイタリア車には要注目ですぞ。
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スーパーミニセグメントの風雲児になるか!

 VividCar.com 編集部では、シトロエンの新しいコンパクトハッチ C2 VTR に大注目していたのだが、ヨーロッパで 2003年 9月に発売され、待つこと約半年、めでたく日本導入と相成った。

 このクルマ、シトロエンのボトムエンドを担ってきたサクソの後継モデル。サイズ的には、VW ポロやプジョー 206 よりもひと回り小さく、VW ルポよりも大きいサイズ。国産車でいうならば、日産 マーチとほぼ同じボディサイズである。

 さて、欧州では、C2 が属する”スーパーミニセグメント”とも呼ばれている B セグメントのクルマは、マーケットの中心的な存在であり、全新車登録台数の 3割以上を占める。近年、日本でも同様の傾向があり、昨年と一昨年を比較してみれば、純輸入車の登録台数が減少している中でも、B セグメントのシェアは増加し、全体の約 20% を占めるまでになった。そんな人気の高い”スーパーミニセグメント”に投入される C2 VTR をまずは簡単に紹介しよう。


 グレード構成は予定どおりの 1.6L エンジンを積む 1.6 VTR と 1.4L エンジンを積む 1.4 VTR の 2種類。トランスミッションは両エンジン共通で 5速センソドライブを搭載する。ボディは、3ドアのみの設定。エンジン以外の違いは?といえば、ホイールとタイヤのサイズのみで、その他の装備は全て共通となる。気になる価格は、1.6 VTR が 194.0万円、1.4 VTR が 175.0万円と、オートエアコン、オートヘッドライト、雨滴感知式オートワイパーなどを始めとする充実装備を考えると非常に魅力的な価格設定となっている。
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このクルマの最大の特徴といえるサイドウインドウのラインには注目!
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ポップでスポーティなイメージのインテリア。内装のカラーコンビネーションは全部で 4つのパターンを持つ。
ドアハンドルとシフトノブにはスケルトンの素材を使用。遊び心も忘れていない。
6 スピーカーを有するオーディオシステムの音も、このクラスのクルマにしては、なかなかのもの。
シートは、VTR 専用のスポーティなもの。座り心地が良く、シトロエンらしいシートといえる。とある編集部員は、シートだけでも自分のクルマに付けたいとこぼしていた。
フランス車らしい合理性

 今回試乗したモデルは、1.6 VTR だ。本来なら、1.4 VTR も連れ出し、比較をしてみたかったところだが、こちらのデリバリーは夏頃になるとのこと。こちらは追ってレポートしたい。

 早速、乗り込み走らせたいところを我慢して、まずはエクステリアのチェックから。四角く縦に配置されたヘッドライトやグッと張り出したフェンダー、そしてボディの四隅に配置された大径のホイールと、その雰囲気はスポーティなイメージ。主張し過ぎない、フロントリップスポイラーやサイドスカート、リアスポイラーなどのエアロパーツにも好感が持てる。これをやり過ぎると、スポーティなイメージは増すのだが、どうも野暮ったくなり、洗練されたイメージを持ちにくいのだ。

 そして、このクルマの最大の特徴といえるのが、そのサイドウインドウのライン。サイドのリアウインドウのラインをフロントウインドウのラインより下げることにより、特徴的なデザインを演出している。

 但し、デザイン性だけでこのラインを採用している訳ではないのが、シトロエンらしいところ。後部座席に乗ってみるとよく分かるのだが、この下に落ちるラインのお陰で、視認性や開放感が高く、このクラスのクルマでありがちな圧迫感がないのである。デザイン性と実用性を上手に融合させた、フランス車らしい合理的な考え方から生まれたものだといえるだろう。
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都市の中を軽快に泳ぎ回る!
都市型コミュニケーター

 車内に乗り込み、走り出す。

 このクルマの心臓部は、C3 や プジョー 206 シリーズに搭載されているものと同じ 1.6L 4気筒 DOHC エンジン。中間トルクが厚く、ストップ & ゴーの多い都市部でのドライブに適しているといえる。また、車重が 1,080 kg( 1.6 VTR )と軽量な為、必要十分なエンジンパワーと相まって軽快で気持ち良い加速・走りをみせる。

 この走りには、5 速センソドライブも貢献している。センソドライブとは、5速マニュアルミッションベースのセミオートマチックミッション。このセンソドライブ、初期のものに比べると洗練された印象を受ける。シフトアップ時のぎくしゃく感がだいぶ軽減されているのだ。シフトアップ時には、ポンっとアクセルをいったん抜いてあげれば上手に、気持ち良いドライブができる。また、1.6 VTR においては、マニュアルモード使用時に勝手にシフトアップしないのも嬉しいところだ。オートマチックモードでは、ぎくしゃく感が未だ強く感じるが、このミッションには学習機能がついていて、ドライバーの運転スタイルに合わせてシフトパターンを学習する。今回の試乗では、時間が限られていたため、学習する時間が足りなかったのかもしれない。この点については、今後のレポートで明かにしていきたいと思う。

 乗り心地は、足廻りが締め上げられているため、結構固めである。しかし、しっかりとしたボディと相まって不快な感じは全くしない。このキビキビと路面にぴったりと吸い付くような走りを考えると、上手な妥協点を見つけだしているといえる。

 クラッチレスのセンソドライブは、渋滞の中でもストレス無く運転できるし、先代モデルであるサクソ程尖っていなく、きびきびとしたハンドリングは、街中でも気持ち良く、ちょっとしたスポーティな気分を味わえる。そして、コンパクトなボディサイズのおかげで、都市部に多い細い道にも躊躇なく入っていくこともできる。軽快で気持ち良い加速・走りを駆使すれば、都市部でスポーティに、そしてスマートに運転できるのだ。

 先代モデルのサクソ VTS がワインディングを得意とするホットハッチだとすれば、C2 VTR は、都市の中を軽快に泳ぎ回る、都市型コミュニケーターといえるのではないだろうか。
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【左上】メーター回りは C3 と同じ意匠だが、カーボン調のパネルなどをうまく用い、スポーティなイメージだ。
【左下】16 インチのホイールは、1.6 VTR のみの装備。タイヤサイズは、195 45 R 16。試乗車は、ミシュランのパイロットプライマシーを装着。
【右上】テールゲートは上下分割式。下部のテールゲートは、100 kg の荷重に耐えられるので、椅子としても利用できる。
【右下】フロントシートは、上下に 5 cm、前後に 23cm の調整が可能。また、ステアリングも前後、上下に調整可能となっており、最適なドライビングポジションが得ることができる。
 
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その魅力は尽きない

 今回はエクステリアと走りに焦点を当ててお届けしてきた訳だが、C2 VTR の魅力は他にも沢山ある。

 フランス車らしい、実用性の高いパッケージングを始めとし、ワンクラス上の充実した装備もその一つといえるし、C2 VTR を、フランス車を、選ぶことで見えてくる新たなライフスタイルもあるだろう。

 次回の「シトロエンという選択」では、このあたりの話を含めてお届けしたいと思う。お楽しみに!



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