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tab_star2004/04/21tab_endアルファロメオ
アルファロメオの歴史
アルファロメオの歴史
アルファロメオについて非常に知識の豊富な若松渡也さんに、アルファロメオの歴史をおしえてもらいました。意外と知らなかった事実があるかもしれません。
文   :若松渡也・山田麻世
写真提供:フィアット オート

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山田麻世_プロフィール_写真Sicon_home山田麻世
[VividCarディレクター]
運転が大好きです。最初はけして得意とは言えませんでしたが、経験をつむことによって、より楽しく車との時間を過ごせる様になってきました。若者の車離れがささやかれる昨今、少しでも運転の楽しさを知る人が増えるといいな、と思っています。
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Vettura 24 HP (1910)
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RL Super Sport (1925)
アルファ・ロメオの誕生

 アルファロメオが自動車メーカーとして誕生したのは、1910 年のこと。フランスのダラック社が自社製品のノックダウン生産のために設立したイタリアーナ・ダラック社を、ミラノの投資家グループがミラノ農業銀行の融資を受けて買収し、ロンバルディア自動車製造会社( A.L.F.A. )としてスタートしたのが始まりである。その 5 年後、ニコラ・ロメオという事業家がアルファ社を買収し、社名をアルファロメオに改めた。

 昔も今も変わらないことであるが、自動車メーカーは自社製品の優秀さをアピールできるという理由でレースに参加する。アルファロメオもそういった考えを持っていたメーカーのひとつだったのだが、注目すべきはアルファロメオの初陣が会社創設からわずか 1 年後の 1911 年という早さと、レースでの大いなる活躍ぶりであった。初代主任設計者であるジュゼッペ・メロージ時代は 24 HP や RL が、伝説的名設計者ビットリオ・ヤーノ時代では P2、P3、6C1750、8C2300、8C2900 らがグランプリレースやタルガ・フローリオ、ミッレ・ミリアなどで幾多の勝利を飾った。

 この第二次世界大戦前までのアルファロメオは、レース参戦費用を稼ぐため、自動車を売るようなメーカーであると言われていた。とてつもない資金が必要なため、生産された車たちは高価で、しかもレース参戦で培われた技術をあますことなく注入された、現代におけるフェラーリのようなスーパースポーツカーだったのである。
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1900 Berlina (1950)
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Giulietta Sprint (1954)
量産メーカーへ転換

 時は第二次世界大戦後。アルファロメオはこれまでの高品質・超高性能な車を少量生産するメーカーから、量産メーカーへと変わることになる。これは、1933 年にアルファを国有化した国の意向によるもので、戦前から生産されていたモデルは戦後 3 〜 4 年で生産を終え、1950 年の 1900 シリーズ登場で新たなスタートを切ることになる。クルマ作りを 180 °変えるのを余儀なくされたアルファロメオだが、レース参戦によって培われたテクノロジーを市販車に転用する姿勢は変えなかった。アルファロメオの代名詞たるツインカムエンジンは残され、コストとのバランスをとりつつ、高性能なクルマ作りを行った。また戦前に走らせていたティーポ 158 / 159 ”アルフェッタ”(ジョアッキーノ・コロンボ設計)でグランプリレースに復帰し、大成功をおさめた。

 1900 シリーズ成功に勢いをつけたアルファロメオは、1954 年に 1300 cc の小型車、ジュリエッタ・シリーズをデビュ−させる。小排気量ながら伝統のツインカムエンジンを搭載し、トップスピードが 160 km / h(スプリント)という、当時としては驚異的な性能を誇った。戦前のように 1900、ジュリエッタ共にレースに大挙参戦し、ミッレミリア等のイベントで輝かしい成績を収めることになった。会社の体制は変わっても、クルマ作りやレースへの情熱は確かに受け継がれたのである。
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Giulia 1600 TI (1963 - 67)
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Giulia GTA (1972)
「傑作」ジュリア・デビュー

 量産車メーカーへの移行を成功させたアルファロメオは、1960 年代に入り、1900 シリーズ(後に 2000 / 2600 シリーズに発展)とジュリエッタシリーズの間にニューモデルを投入する。それが 1962 年にデビューしたジュリアシリーズである。

 このモデルの特徴は、なんといってもライバルに比べハイレベルのメカニズムを備えていたことである。ライバルが OHV エンジン、3 ないし 4 速シフト、ドラムブレーキだったのに対し、ジュリアは DOHC エンジン、5 速シフト、4 輪ディスクブレーキを備えていたのである。クラスを超えた走行性能もさることながら、豊富なモデルバリエーションも魅力だった。

 そして忘れてはならないのがレースでの活躍である。とくにクーペモデルのスプリント GT をベースにし、アルミボディやツインプラグヘッドエンジンを備えた GTA が 1966 年から 1975 年頃まで ETC(ヨーロッパツーリングカー選手権)で数多くの勝利・タイトルを獲得したことは特筆すべきことである。大人気車種となったジュリアシリーズは総生産台数ではジュリエッタシリーズを大きく引き離し、「傑作」の名にふさわしい成功を収めた。
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Alfa Sud Berlina (1972)
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Alfetta GT (1974)
アルファスッド・アルフェッタの誕生

 1970 年代のアルファロメオは、2 台のニューモデルを誕生させる。1971 年発表のアルファスッドと、1972 年発表のアルフェッタである。

 アルファスッドは、これまでに誕生したモデルに比べいくつかの点で違いがあった。まず生産地がこれまでのミラノではなく、ナポリであった。これは自動車工場を建設し自動車を生産販売することで、イタリア本国における南北の経済格差を是正しようという政府の目論見があり、その任を国営企業であるアルファロメオに負わせたのである。もうひとつの違いは駆動方式がフロント・ドライブだったことである。マニアはリア・ドライブではないアルファスッドに違和感を覚えたが、走行性能はアルファロメオの名に恥じぬものであった。

 もう一方のモデルであるアルフェッタは、メカニズム面に大きな特徴があった。トランスミッションをデフと一体化したトランスアクスルレイアウトにインボード式リアブレーキ、ドディオン式リアサスペンション、トーションバースプリングの採用と、すべては卓越した走行性能を獲得するためのものだった。ちなみにモデル名のアルフェッタとは、同様のメカニズムを持ち、戦前から戦後にかけてグランプリレースで活躍し、1951 年、ファン・マヌエル・ファンジオに初のチャンピオンタイトルをもたらしたティーポ 158 / 159 にちなんだものである。このシャシーをベースにクーペモデルや妹分のジュリエッタが誕生している。

 1970 年代のレース活動は、ツーリングカー選手権やラリーのほか、ティーポ 33 によるプロトタイプカー選手権への参戦、F1 のブラバムティームへのエンジン供給が主なるものだった。
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Alfa 75 (1985)
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Alfa 164 (1987)
国営企業からフィアット傘下に

 アルファスッド、アルフェッタという、優れた製品を誕生させて 70 年代に突入したアルファロメオだったが、オイルショックや労働ストライキの影響を大いに受け、品質の低下による販売不振に陥った。これにより累積赤字の重圧に苦しむことになるのだが、それでもレースへの情熱は衰えることは無く、1979 年には 1951 年以来のワークス体制による F-1 参戦を果たした。1986 年までのアルファロメオは、33、75、90、GTV そしてスパイダーといったラインナップで国営企業として運営されていたが、1987 年にフィアット傘下で会社が運営されることになった。

 この新体制による初のニューモデルとなったのは、ピニンファリーナデザインによるフラッグシップモデル、164 である。美しいエクステリアデザインとアルファロメオの名に恥じぬ高性能で人気を博した。さらに 1989 年には75ターボ・エボルツィオーネをベースにした限定モデル、SZ を発表して「アルファロメオ復活」を印象づけた。
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Alfa GT (2003)
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8c Competizione
現代、そして未来

 1990 年代に入ると、アルファロメオは積極的にニューモデル投入を行った。92 年には 75 に代えて 155 を、94年には 145 、95 年には GTV/スパイダー、97 年に 155 に代えて大ヒット作 156 を、98 年には 164 に代えて 166 と、次々とラインナップを刷新させていった。これに加え、レースでも 155 の BTCC、DTM では目覚ましい活躍を遂げ、ファンは熱狂した。

 そして現在。2000 年デビューの 147、マイナーチェンジを果たした 156 と 166、GTV /スパイダーと GTA / TI モデルという魅力的なラインナップや ETCC での 156 の大活躍に代表されるレース活動等、エンスージアストの注目を集めるアルファ・ロメオ。

 今後はクーペモデルの GT やジウジアーロデザインのブレラ、スーパースポーツモデル 8C コンペティツィオーネなどのデビューが控えており、アルファロメオからますます目が離せない。

VIVA、ALFA ROMEO !!
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