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tab_star2004/04/09tab_endキッチン & テーブルウェアの逸品
キッチンの逸品
デロンギのピザ&トースト
パソコンの世界ではその昔、フライングトースターという
スクリーンセーバーが流行った。
羽の生えたポップアップトースターが飛び交うデザインだ。
しかし、我が家ではとっくににポップアップトースターは
姿を消していた。
世間でも少数派だったのでは..
今、私のキッチンで活躍するトースターを紹介する。
文・写真:郷 龍介

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郷 龍介icon_home郷 龍介
[会社員]
元来、工業製品が好きだ。そう言うとカッコいいが、ようするに物欲旺盛ということ。海豪先生の影響で、最近モノの伝統、文化、精神などを考えるようになった。
本体
デロンギ<コンパクトオーブン・ピザ&トースト>
トースターの進化〜行き着いたのはデロンギ

 今から20年以上前に、我が家からは2枚焼きのポップアップトースターは姿をけしていた。厚切のトーストが焼ける、オープントースターが便利なものとされていたのだ。
 もっとも最近、パンの表面近くですばやく焼き上げる2枚焼きポップアップトースターの機能が、専用機として美味しい焼き上がりを実現しているとして再評価されていると聞く。
道具には一長一短、流行り廃れがあるのは世の常だろう。
そんな道具というものを取り上げるこのコーナーは難しい選択眼が求められる。臆していても楽しくないので、自分の朝食日記を書く圧顔の私が先陣を切る。
 今私が使っているトースターを逸品として紹介する。正確にはオープントースターがさらに進化しグラタンやピザが調理できるようになったオーブントースターだ。
 私の愛機は<コンパクトオーブン・ピザ&トースト>という名称だ。メーカーはイタリアのデロンギ社だ。デロンギ社というと近年ではオイルヒーターの評価が国内でも高い。食関連ではエスプレッソマシンだろうか。オーブンも熱風を庫内で対流させてムラ無く焼き上げることのできるコンベクション機能を持ったマシンが料理通の間で評価が高い。私も購入の際に、選択を悩んだが、トースター機能があるモデルにはコンベクション機能が付いたものはなかった。
 イタリア家電というと、デザインが秀逸なのでしょう?と言われるが、写真の通り、実に機能美を追求したシンプルなデザインだ。イタリアンデザインにありがちなインパクトといものはない。しかし、派手さがないだけに、機能と結びつくイタリアデザインの奥深さを感じさせる。
ストーン
使い込んだMyピザストーン
美味しさのための魔法の石

 この<コンパクトオーブン・ピザ&トースト>を、逸品とならしめているの要因の一つは、ピザを焼くときの専用台となる付属の『ピザストーン』だ。

 ピザストーンが、余計な水分を適度に吸って、また石全体でムラ無くパリッと焼き上げてくれるのだ。冷凍ピザでもこれで焼き上げると味がワンラクアップする。
国産オーブントースターで焼いたものとは確実な差がある。
内部
庫内
ピザ作りのDNAが息づく焼き加減

 ストーンだけでなく、デロンギマシンではピザと上下の熱線の距離と温度が絶妙と思える。本体が割りと薄型デザインなので、通常のオーブンより食材に熱が近いのだ。ピザ釜でいえば、燃え盛る火の側という状況なのだろうか。ここはイタリア人の体と舌で覚えたノウハウが凝縮されているのだろう。どこの国の追随も許さないのだと思う。

 トースターとしてパンを焼くときにもこの加減が良い!ポップアップトースターのごとき表面の焼き加減なのだ。
ピザと焼きの横
この日は、焼き加減の差が味にダイレクトに出るシンプルなカマンベールピザ。この焼き加減、色でお分かりになるでしょう。
これがマンマの味か!?

 私は冷凍ピザに自分で好きなものをトッピングして楽しむようになった。自分好みの具材とこの焼き上がりが楽しめることを考えると、おそらく専門店でいただくのを除いて、これに勝るピザはないとさえ思っている。もしかしてこれがイタリア人の言うマンマの味なのだろうか!?
ダイヤル
モード設定のダイヤル
写真は天火に合わせています
食文化は機能差にも現れる

 また、プロの調理場にはサラマンダーという天火を使った調理器があるが、その代役として本機を使うこともできる。天火モードにして前面をオープンしておけば同じ機能として使える。最後に天火で焦げ目をつけて香ばしさをだしたいというような洒落た料理に活躍する。この辺も、西洋料理圏から生まれた料理機器として機能にDNAが組み込まれているのであろう。日本で言えば炊飯器にそんな、DNA的な機能性を見ることができようか。

 今回、薄汚れた愛機の写真を掲載して恐縮だが、それだけ活躍し現役という真実なのでご容赦を願いたい。新品をあなたのキッチンに迎えれば必ずあなたの、有能な子分になってくれるはずだ!
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