 |  |  | | | BMW Z4 3.0i SMG に試乗 | |  | | 大ヒットとなった BMW のロードスター「Z3」の跡を引き継ぐ「Z4」に試乗。そのデザイン故に最初は少し敬遠してしまったが、実車を見るとその思いは一変した。 |  | 文 :河津秀昭 写真:斉藤敦
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|  |  |  |  |  |  | 河津秀昭 [VividCar元編集員] |  |  |  | | 最近かなり真剣にクルマを探しています。欲しくなるクルマは、実際買えないものばかり・・・次のクルマは何にしようかな? |  |
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 |  |  |  |  |  | | フロントフェンダーからサイドスカートへの「Z」のラインが印象的 |  |
|  |  | 衝撃的な出会い
いつだったか覚えていないが、はじめて Z4 の写真を見た時、正直言って「エ、何コレ・・・!?」と思ってしまった。何ともいえないデザインに少々ガックリきてしまったことを覚えている。たしかに、ロングノーズ&ショートデッキのデザインはまぎれもなく BMW のロードスターだが、でもねぇ・・・という感じだった。しかし、実車をこの目で見た瞬間に 180 度見方が変わった「カッコイイ!!」滑らかな曲線と鋭い直線によって構成されたボディは、写真で見たクルマと同じには思えないほどのインパクトを与えてくれた。
クリス・バングル率いるデザインチームが“炎”をイメージしたというこのクルマは、こう言っては失礼かもしれないが、写真ではその魅力をうまく伝えることが難しいのかもしれない。しかし、文句無しに実車はカッコイイ。とはいえ、ひとクセあることには間違いない。永きに渡り色褪せない先進的なデザインは、受け入れられにくい部分があるのは仕方が無いことだろう。
今回試乗した Z4 は、3 リッターの直列 6 気筒エンジンに、6 速のセミオートマ「SMG」を組み合わせた右ハンドルのモデルである。車両価格は消費税込みで 590 万円となっており、Z3 と比べるとおよそ 100 万円ほど高くなっている。ただ、Z4 は Z3 の後継モデルではなく、一クラス上のモデルであるというのが BMW の主張である。果たして、実際のところどのような仕上がりとなっているのであろうか。 |
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 |  |  |  | | トランク容量は立派だが、もう少し室内に収納スペースが欲しかった |  |
|  |  |  | 杞憂に終わった
クルマに乗り込み SMG のシフトレバーを「N」の位置へ、そしてエンジン始動。低音を轟かせながらアイドリングするエンジンは、走り出すのを今か今かと待ち構えているようだ。シートポジションを合わせて、いざ出発!の前に幌を開けるのを忘れていた。3.0i に標準装備される電動ソフトトップは、ボタン一つで幌の開閉が可能で、ロックを外す必要もない。およそ 10 秒で開閉するお手軽さは魅力的で、オープンで走る機会が確実に増えそうだ。
駐車場を出ようとステアリングを切ると、思わずその軽さに驚く。そう、Z4 には電動パワステが採用されているのだ。正直言って、電動パワステはあまり好きじゃない。なぜなら、まだまだ開発途上のシステムで、フィーリングに違和感が伴うからだ。走りにこだわる BMW が採用した電動パワステはどんな仕上がりなんだろうと思いつつ、駐車場をあとにした。
やや心配していた電動パワステの存在は、走り始めてすぐに頭の中から消えてしまった。若干軽い気がしないでもないが、切り始めのフィーリングやコーナーリング中の舵角修正時に違和感を感じさせない、相当高度なプログラミングが施されている。知らずに乗れば、最近の BMW はステアリングも軽くなったんだなぁ、と思うぐらい自然なフィーリングを実現している。ただ後に少し気になる場面に出くわすことになるのだが・・・
SMG がクラッチミートをするタイミングにもすぐに慣れたが、私の手が小さいのか、パドルはステアリングを握り直さないとうまく操作が出来ないのが残念だった。そういえば、M3 のパドルも形状は違えど同じことを感じたような・・・M3 の SMGII ほどのプログラムパターンは持っていないが、MT だと認識して操作すればかなりスポーティーにも、お気楽にも運転することが可能である。これぐらいの完成度を誇るセミオートマであれば十分選択肢に入れることが出来ると感じた。
気になるオープン時の風の巻き込みはそれなりにある。正直、もっと巻き込まないだろうと思っていたが、そうでもなかった。そして幌を閉じると、オープンカーであることを忘れてしまうぐらい静粛性が高い。高速走行時のばたつきや、雨の音などもほとんど感じないレベルの仕上がりとなっており、オープンエアドライブの爽快さと、クローズ時の快適性を見事に調和させている。 |
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 |  |  |  | 左上:8J×17 のアルミホイールに 225/45R17 タイヤの組み合わせ。BS 製のランフラットタイヤを標準装着している。 右上:いかにも BMW というメーター部のアップ。大きく表示されている「N」が現在のギアである。 左下:SMG のシフトレバー。奥には電動ソフトトップの開閉ボタンや、シートヒーターのスイッチ類が並ぶ。 右下:オプション装備となるウインド・ディフレクター。風の巻き込み防止に効果的で脱着も容易だ。 |  |
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 |  | 絶妙なバランス
搭載する 3 リッターエンジンは、余裕たっぷり。クルマのキャラクターを考えると、必要以上の出力を与えられている気さえする。個人的には、2.5 リッターエンジンの方が、軽快さとパワーのバランスが取れているように感じる。
ここで、シフトレバー横の DDC(ドライビング・ダイナミック・コントロール)のボタンを押してスポーツモードにして走行してみる。これにより、エンジンのレスポンスが向上し、SMG の変速スピードがあがり、パワステのアシスト量が減り、よりスポーツ走行に適したモードとなる。ステアリングはこれぐらいの重さの方がベストだと思ったが、アクセルレスポンスはやや行き過ぎかなと感じてしまった。これは単に 3 リッターエンジン特有の大パワーから来る問題なのかもしれない。そして、DDC とは直接関係ないが気になる点がもう一つ。高速道路に乗っていて気づいたのだが、直進状態でややフラフラすることがある。おそらく、無意識にステアリングを微調整し直進させているときに、電動パワステの微妙なアシストが連続しているからであろう。
全般的な走行フィールは、BMW らしく素直な FR という感じたが、他の BMW のモデルとは少し違うところもある。Z3 もそうだったが、息を抜いて運転することが出来るのだ。何というか襟を正してしっかりと運転しなくてはいけないのではなく、リラックスして運転できるおおらかさを持ち併せている。持ち併せている、というのがポイントで、かなりスポーティーに走らせることも出来つつ、リラックスして運転しているときにも楽しめるところが Z4 そして BMW の懐の深さなのだろう。冒頭に、Z3 と比べると・・・と書いたが、確実にワンランク上の上質なクルマになっており、似ている部分といえば、伝統的なスタイルとその走りの味だろう。 |
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|  |  |  |  | |  |  |  |  | M3 カブリオレ 私はまだ、M3 には乗ったことがなかったが、巷で聞こえるその高性能ぶりに否が応でも期待して借り出した M3 カブリオレは、驚く勿れまるでオープントップのシングカーの様な、素晴らしいリアルスポーツカーであった。
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 |  | |  |  |  |  | ヴィーマック RD180 東京アールアンドデーという会社を御存知だろうか。レースファンにはよく知られた会社であろう。この会社が 90 年代半ばから追いかけているのが、60 年代を古き良き時代を彷彿とさせるライトウエイトスポーツカーの開発である。
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 |  | |  |  | 幻のロードスター、BMW 507 11/12(金)、大雨の明けた浜松に私はいた。大き目のシャッターを前に少しだけ心は弾んでいる。この向こうには、白い宝石が納めてあるのだ。
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