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tab_star2004/07/14tab_end自動車イベント
湘南ヒストリックカークラブ in 大磯
今回は大磯ロングビーチで行われた、湘南ヒストリックカークラブ( SHCC )のイベントにお邪魔しました。6 月前だったというのにこの暑さ。寝不足も手伝ってチョンボしてしまいましたが、その顛末はお読み下さい。
しかし、それにしても暑かった・・・。
文・写真:きもだこよし
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きもだ こよし_プロフィール_写真Sicon_homeきもだこよし
[クルマの似顔絵描き]
3 月からルノー府中にて、メガーヌやルーテシアなどルノー車の、イメージイラストの常備展示ならびに複製画の販売をさせていただける事になりました。興味のある方は、是非ともいらしてください!
ランチアとFIAT.jpg
同じイタリア車でも、こうも対照的。大人な LANCIA と元気いっぱいな FIAT
また来ました大磯ロングビーチ

 時間の経過というものはその場に至ってみればあっという間で、なんとも早いものである。大磯ロングビーチ、ここにくるのは昨年の暮れからで 2 度目なのだが、つい先日来たばかりで、もうまた来ていると感じるくらいだ。

 まだ 6 月にもならないというのに、気温は早朝であるにもかかわらず 23℃ 、先週からの梅雨入り予報にばかり気を取られていたため、雨対策をしてきた者は多くいても予想以上の紫外線攻撃に悩まされることに・・・おかげでイベントが終わるころには皆、真っ赤に日焼けしておりました。

 ここでは、前述したとおり昨年の 12 月から何枚か描かせていただいているのだが、年月の経過を感じさせないコンディションの車が数多く見ることが出来る。もちろん、月日の流れをいい感じに見せてくれる個体も少なくない。そんなクルマたちをピックアップして伝えてみたい。また今回はゲストにすばらしい 2 台が来てくれた。そしてもうひとつは戦前のベントレーが参加、それもなんと私自身後席に乗り込んでの体験走行の機会も得ることが出来たのでそちらも報告したい。
シェブロンとカレラ6.jpg
【左】ブルーのシェブロンと紅白のカレラ 6 【右】カレラ 6 でジムカーナ!
レーサー 2 台!

 湘南ヒストリックカークラブ(以下 SHCC )では、毎年ゲストとも言うべき珍しい車や名車といわれるクルマを招いているが、今年はまたすごい 2 台が現れた。シェブロンとカレラ 6 である。ロングノーズのカレラ 6 が走る姿はかつて富士で激走を繰り広げていたころを思い出す者も少なくない。しかし、ジムカーナ競技のせいか、いささか車体をもてあましている様子でもあり、さすがにカレラ 6 、ここでは狭いといわんばかりの暴れっぷりだった。

 もう 1 台、シェブロンも豪快の走りを見せてくれた。そばにいた者たちの鼓膜も割れよといわんばかりにエキゾーストを響かせてスタートしていく、実際私もそばにいて耳の奥がいつまでも余韻でしびれて耳が聞こえなくなるくらいだった。この快音の音源とでもいうべき E/g のベース実は 2002 と基本は同じもの、ヘッドカバーには BMW の文字が誇らしげに刻印されている。
ジネッタとSR311.jpg
【左】ジネッタ G12 【右】一列に並ぶ SR311
大チョンボ

 もちろん一般の参加車両も見過ごせない、クラス分けされたエントリー車両はおなじみのクラシッククラスをはじめ、ミニ、セブン、 SR311 等のクルマたちが並ぶ。このイベントもすごいところは、なんと言ってもフォーミュラータイプの車両までエントリーがあるところだ。ロータス 51 、このクルマもジムカーナへ出て行った。

 そして私の一大事もこのロータスから始まっていたのかもしれない。このクルマを描いている最中、「次に」と頼まれた方に「あそこにあるジネッタの“ G12 ”ですから」と依頼を受けた。しかし、折からの暑さと寝不足でボーっとなった頭は、赤のジネッタの部分しか聞いていなかったらしい。ほぼ描き終わって気が付くと奥にもう 1 台ジネッタが・・・ 今描いていたこれは“ G4 ”だ!あわてて奥にいる G12 のオーナーの下へ行き再チャレンジ、幸いにしてどちらのオーナーもやさしく笑って許してくれました。そしてこの G12 、そうフェンダーが大きくフレアしている。なんでもジネッタでは知られている方で、リチャード・ドトキンスという方のレプリカモデルとして外観をモデファイしているとの事、オリジナルはこのほかにトップ部分がダブルバブルになるらしく、目下それを行うべく仕上げを進める予定とか。
ミニとムルティプラ.jpg
【左】ギュウギュウに積み込まれたミニのエンジンルーム【右】こんなにコンパクトなのにたくさん乗れる初代ムルティプラ
ネズミの皮を被ったモンスター

 このクラブで最多エントリー台数を誇るのがなんといってもミニ、さすがに長い歴史を持つミニだけあって、その車両の仕様はこの会場内だけでも多岐に渡る。中でもこのガンメタに塗られたミニは驚かされた。一見するとフェンダーが大きめのものにしか見えないのだが、ボンネットの凸に注目、中にはなんと 4 バルブユニットがギュウギュウに詰まっていた。間違ってもこんなクルマに後ろから突付かれたくはないものだ。

 個人的に注目のジムカーナだったのがこのムルティプラ、そうこの車で走ってしまうのが SHCC らしいところ。ギャラリーの暖かい視線を一身に浴びて、こののほほんとしたクルマで走るのは女性オーナー。よくぞこの車でと思いきやあとでわかったのですが彼女は某アバルト専門ガレージのお嬢さんとの事、なるほど納得しました。
SHCCbentley.jpg
【左】戦前のベントレー、良い雰囲気です【右】気持ち良さそうに運転しています
気分だけでもエグゼクティブ

 冒頭でもお話したが、今日会場に来ていた車両である意味貴重な体験をさせていただいたのがこの戦前のベントレーである。 1926 年製のこのクルマ、見る事自体も稀であるのに同乗走行をさせてもらえることになった。希望者は入れ替わり立ち代りその走りを、というか気分を満喫していた。自分自身、様々なクルマでこういったことはあったが、こんな車両は初めて。1 周 1 分にも満たない短い時間とはいえセレブ気分を味わう、乗られた方は一様にいつもと違って優雅そうに手を振ってしまうのはお約束。
SHCClotus.jpg
フォーミュラマシンのロータス 51 もジムカーナに出るんです
バイパス沿いに響くサウンド

 締めくくりのサービスとばかりに、競技終了後にもう一度シェブロンとカレラ 6 がデモランを行って 31 回 SHCC は締めくくられた。すべての作業が終了した後とあって、ギャラリーもあらためてその走りを食い入るように見つめる。夕暮れ時の群青色に染まる空と海の間で 2 台のエキゾーストは名残を惜しむように甲高く響いていた。
SHCC500.jpg
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