 |  |  | | | 2004 ル・マン 24 時間耐久レース 決勝! | | 2004 Le Mans 24hours |  | 今年もル・マン 24 時間レースの季節がやってきました。決勝はフランスでは 6 月 12 日午後 4 時スタートですが、時差のため日本時間では 6 月 12 日(土)夜 11 時からとなります。 ファンの方にひとつ悲しいお知らせをしておきますと、今回は地上波放送はありません。スカパー!PPV(ペイパービュー)での 24 時間完全衛星生中継かスポーツ・アイ ESPN での放送となります。悲しい・・・。 |  | 文=柴田康年(VividCar.com) 写真提供=アウディ・ジャパン
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|  |  |  |  |  |  | 柴田康年 [VividCar元編集員] |  |  |  | | 最近、アナログ事が好きになってきました。 |  |
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 |  |  | サルテサーキットってどこにあるの?
基本中の基本問題ですね。じつはこのサルテサーキット、レース開催時にしか存在しないサーキットなのです。
もともとあるブガッティー・サーキット(バイクレースのル・マン 24 時間耐久レースはここでやります)に、無理矢理に公道部分を付け足してできあがっているサーキットなのですから。ル・マンで一番長いストレート、ユノディエールは普段はクルマがバンバン通る国道なのです。車線が見えるはずですよ。 1991 年に、あまりにもスピードが出るために( C カー時代には 400Km / h 出てましたから)シケインをふたつ無理矢理作ってしまいましたが、以前は延々と続くストレートでした。片山右京がフル加速中にタイヤ・バーストを起こしたマシン(トヨタ TS-020 )を見事なドライビングで立て直したり、メルセデスが宙に浮いてクルクルと舞ったり(あれで軽傷で済むのですからドライバーもマシンも凄いですよね)いろいろとドラマチックなストレートです。 そんなサルテ・サーキット、全長は 13.605Km もあるロングコース。
今年の予選 2 日目(最終予選)では、カーナンバー 88 LMP1 クラス デービス/ハーバート/スミス組の駆るアウディ R8 が 3'32.838 というタイムを叩き出しています。13.6Km ちょっとの距離で、3 分 33 秒を切るのです。想像できません。
アルナージュという逆バンクの右 90° コーナーがあったり、ミュルサンヌという唯一リラックスできるストレートがあったり(ダウンフォースによって安定するんだそうです。それも昔の話だそうですが)、壊れるとコースが長すぎて帰って来れなかったり、本当にサバイバルなサーキットですね。
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 |  |  |  | | 【左】チーム郷のドライバー。【右】今年は紅白カラーです。 |  |
|  | 今年の注目すべきレーシングカー LMP1 クラス
ル・マンといえば、ベントレー。アルナージュやらミュルサンヌやらと聞いたら、ちょっとしたマンションが買えそうな高級車を思い出します。しかし、そんなベントレーは今年は出ません。では、今年の優勝候補はどのマシンでしょうか?
そう聞かれたら、答えはずばりアウディ R8 。しかし、カーナンバー 5 のチーム郷を含み4台もエントリーしているのでどれが優勝するか、といわれれば予想不可能です。今年のチーム郷のレーシングマシンのカラーリングは、ホワイトベースに赤と黒のラインが入る、上品さを保ちつつアグレッシブさを感じさせるものです。R8 の中身は基本的に 2002 年モデルから大きな変更はありません。しかしそこは毎年熟成を重ねるレーシングマシンですから、表に出てこない変更点も多数あるのでしょう。以前はオーバーヒートで苦しみましたが、今年は大丈夫なことと信じています。 個人的には F1 世代なこともあって、JJ レートやジョニー・ハーバート、アラン・マクニッシュ(トヨタ F1 にせっかく乗れたのに・・・)、エマニュエル・ピロ(顔面神経痛は治ったのでしょうか?)などに頑張って欲しいものです。
それに童夢 S101 judd やペスカロ−ロ judd 、近藤レーシングが走らせる加藤寛規/道上 龍/福田 良組の童夢 S101 無限なども充分優勝に手が届く実力があります。熟成を重ねたjudd エンジン、そして無限エンジンが充分な耐久性とパワーを兼ね備えていることを期待します。
NASAMAX のアルコールエンジンつきレイナードや(日本ではあまりなじみのないアルコール燃料ですが CART 等アメリカのレース界では普通なのです)、キャタピラディーゼル製ディーゼルターボエンジンを搭載したトーラスモータースポーツのローラなど、面白いマシンも出ています。ディーゼルエンジンに対して開発競争が激化しているだけあって、去年から ACO はディーゼルエンジンのレギュレーションを創設し、FIA も追随しているようです。ツーリングカーでは、BMW がディーゼルエンジンの 320 を走らせていたりしますから、日本ほど抵抗感はないようですね。
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 |  |  |  | | 【左】ポルシェ GT1 は伝統のフラット 6 にツインターボでした。【右】次期マシンは V10 となっていましたが、途中から戦略変更でロードゴーイングマシンのカレラ GT に載ることになりました。ルマンとの繋がりを強く感じるマシンです。 |  |
|  | 今年の注目すべきレーシングカー GTS カテゴリー& GT クラス
フェラーリが走らせる 575 。プライベーターが走らせる 550 。それにワークス体制のコルベット。状況が許せば LMP1 クラスより上位にくることもある実力派レーシングマシンです。あまりの作りの美しさに驚くかもしれません。
面白いのがマラネロで、新型の 575 の方が速いに決まってるでしょ、と思われるかもしれません。しかし CARE プロドライブ 550 がフェラーリ純正の 575GTC を破り FIA GT 開幕戦のモンツァで優勝したりして、どうもそんなに単純ではないようです。ちなみに予選 1 日目の結果でも、550 の方が上位にきています。
また、9 台のポルシェ GT3 がエントリーしていますが、その中にはチーム郷が走らせるポルシェ 996RSR( 911GT3 RSR MY 2004 )も含まれています。チーム名はチョロ Q レーシングチームです。黒澤治樹/西澤和之/織戸 学組の走りに期待しましょう。
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 |  |  |  | | ル・マン前哨戦のモンツァ 1000km はアウディの圧勝でした。【左】荒のドライブする R8 の勇姿。 |  |
|  | 漆黒のル・マンを走り抜けろ!
私の名前は、ジャック・バウアー。 CTU テロ対策ユニットで・・・と始まる米国のテレビドラマ 24 ( TWENTY FOUR )。最近見た映画(というかドラマですが)の中ではかなり面白かったのですが、その原動力となっているのが、 24 時間の出来事を実時間で進行していくという斬新な脚本。もうシーズン 2 に突入していますが、どうも現代人は一日 24 時間という単位に惹きつけられるようです。
そしてこっちは正真正銘の 24 。本当に 24 時間ぶっ通しのレースです。脚本のない 24 時間のドラマ。おまけにミュルサンヌの深い森を時速 300Km で抜けて行かなければなりません。夜は真っ暗です。オイルで汚れたヘッドライトの光を頼りに、オイルで汚れた路面を睨み続けなければなりません。ガードレールに囲まれた 2Km のストレートをフル加速、フルブレーキングしながら、横に流れる森の景色。富士山の麓の樹海を通る路を夜中に走ったことがありますが、けっこう怖いものでした。スピードは別として、森は何か畏れのようなものを感じさせるのです(樹海が心霊スポットであることもありますが)。魔の時間帯と呼ばれる、もっともドライバーが気をつけなければならない、ルマンの醍醐味ともいうべき見所がここ夜間セクション。耐久レースといいながら、トップチームにとってはスプリントと変わらないスピードレンジ。神経をすり減らしながらのギリギリのせめぎ合いが見られるはずです。
もうすぐ朝だ、という時間帯になって太陽の薄明かりが差し込んでくると本当にホッとするんだ。そうベテランレーサーはインタビューに答えていました。私も一緒に味わってみたいものです。
そんな、 Le Mans 24hrs の決勝がもう始まります。みなさんも、ぜひ 24 時間のドラマを感じてみたらいかがでしょうか!
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 |  | 予選最終結果とコメント
アウディ・スポーツ・ジャパン・チーム郷から、下記のコメントが寄せられましたのでご報告します。
第 72 回ルマン 24 時間レース予選 2 日目 総評とコメント
午後になって断続的な雨が降り、予測通りに予選 2 日目はウエットコンディションとなるかと思われたが、予選開始の午後 7 時が近づくに連れて天候は回復、ドライコンディションで予選が開始された。気温 24 度、路面温度 29 度。前日より 10 度以上も路面温度は低くなった。
■トム・クリステンセン クルマは、完璧に近くセットアップできたのに、スローカーに引っかかってしまった。とくにポルシェコーナーでは、200 メーターも手前からライトをパッシングしたのにレコードラインに居座られてアウト側からパスするしかなかった。32 秒台は確実だったのに残念だ。しかし、レースは 1 コーナーで決まるわけではない。
■荒 聖治 4 番手、2 列目からのスタートは悪くない。僕らは決勝レースを見据えてセットアップを煮詰めて、かなり良いセットアップができた。決勝へ向けての準備は着々と進んでいる。
■郷 和道 監督 ポールポジションは獲得できなかったものの、われわれはポールポジションからわずか 10 メーターの位置からスタートできます。このレースは 24 時間後にどこのポジションにいるかが重要なわけで、決勝セットはかなり良く仕上がっているので結果が楽しみです。
予選タイム 順位 カーナンバー チーム 1 日目 / 2 日目 1 88 Audi R8 Audi Sport UK Team Veloqx 3.34.907 / 3.32.838 2 8 Audi R8 Audi Sport UK Team Veloqx 3.34.683 / 3.33.233 3 22 Zytek Zytek Engineering 3.41.181 / 3.33.923 4 5 Audi R8 Audi Sport Japan Team Goh 3.35.169 / 3.34.038 5 17 Pescarolo Judd Pescarolo Sport 3.36.801 / 3.34.252 6 2 Audi R8 Team ADT Champion Racing 3.35.892 / 3.36.842 7 9 Dome Mugen Kondo Racing 3.42.143 / 3.36.285 8 15 Dome Judd Racing for Holland 3.37.323 / 3.36.353 9 6 Dallara Judd Rollcenter Racing 3.39.260 / 3.42.278 10 16 Dome Judd Racing for Holland 3.43.122 / 3.40.261
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|  |  |  |  |  |  ルマン 24 時間耐久レース オフィシャルサイト http://www.lemans.org/ ル・マン 24 時間耐久レースを主催する ACO(Automobile Club de L’Ouest=フランス西部自動車クラブ)のオフィシャルサイト |  |
 |  | |  |  |  |  | もう1つのルマン Vol.3 「Cinema [Le Mans] inside - ルマンと映画」という側面からみたもう 1 つのルマンをお楽しみ下さい
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 |  | |  |  |  |  | 成長への飽くなき挑戦 ポルシェ 近年希に見る盛り上がりと充実ぶりを見せつけるポルシェブース。あらゆる「スポーツ」を制覇するのかポルシェ?最新最良のポルシェから今後も目が離せません。
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 |  | |  |  |  |  | モンスターツアラー アウディ RS6 アバント 今回お届けするアウディ RS6 アバントのパワーは、なんと 450ps を誇る。そして、大きく張り出したフェンダーや、19インチのホイールがさり気なくその存在を主張する。そこには、ハイパワーカーにありがちな、威圧感は無く、非常にスマートだ。そう、秘めたるパワーを隠すかのように・・・・・
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 |  | |  |  |  |  | 『コヴェント・ガーデン』 昨年末に事務所共々引っ越して以来、仕事関係で中心部のウエストエンドやソーホーには頻繁に出て来るものの、そこから徒歩 10 分程度のコヴェント・ガーデンまでは足が遠のいてしまいすっかりご無沙汰していましたが、久し振りにコヴェント・ガーデンで寛いで来ました。
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 |  | |  |  |  |  | ミラノで見かけたクルマ さて、噂に聞くイタリアの交通事情の悪さ。。。実際に街を歩いて感じて見ましょう。空港からミラノの中央駅を結ぶマルペンサエキスプレスのバスに乗って、上の方から走る車を見てみました。
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 |  | |  |  |  |  | Le Mans 24 h 耐久レースとして、世界で一番有名なイベント、ル・マン 24 時間自動車レースを 合計 6 回、半年の連載として綴って行きます。今年は、アウディが、1・2フィニッシュを飾り、二連覇を達成しています。
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