 |  |  | | | ボルボ XC70の限定車“ブラックサファイヤ” に試乗 | |  | | 人気のボルボ XC70 シリーズに限定車が登場した。その名は“Black Sapphire”。各種の特別装備と専用色を纏ったこのクルマに試乗することが出来たので、その模様をお伝えしたい。 |  | 文:河津秀昭 写真:斉藤敦
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|  |  |  |  |  |  | 河津秀昭 [VividCar元編集員] |  |  |  | | 最近かなり真剣にクルマを探しています。欲しくなるクルマは、実際買えないものばかり・・・次のクルマは何にしようかな? |  |
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 |  |  | “ブラックサファイヤ”とは
昨今、インポート・プレミアム SUV セグメントが大いに盛り上がりを見せている。そんな中、このセグメントにおいて昨年の年間登録台数 No.1 を誇る王者“ボルボ”から新たな限定モデルが登場した。それは、“XC70 Black Sapphire(ブラックサファイヤ)”である。
そもそもこの“ブラックサファイヤ”という名称は、専用ボディカラーの“ブラックサファイヤメタリック”に由来している。ブラックメタリックと呼ばれるボディカラーは、多くのメーカーが採用しており、数限りなく存在する。しかし、純粋なブラックメタリックの塗料を開発することは非常に困難で、ダークグレーに近い発色が限界とされてきた。そこへ一石を投じたのが、ボルボが開発した“ブラックサファイヤメタリック”である。
実車を前にすると、この意味が良く分かった。深みのあるブラックに散りばめられたフレーク素材の煌めきが非常に美しい。フロント・スキッド・プレートやフロントグリル、アルミホイールといった、シルバー系の色に統一されたパーツがアクセントとして散りばめられ、よりスタイリッシュな印象を与えてくれる。 |
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 |  | 統一感のあるデザイン
ボディカラーとエクステリアに続いてはインテリア。オフブラックの本革シートや、本革巻きのシフトノブ、ブラックメッシュのアルミニウムパネルなど、ブラックを基調にしたインテリアは、エクステリアと同じく洗練された印象を与えてくれる。
その中で一際目を惹くのが、センターハンドグリップである。オフロードなどの悪路で助手席の人が体を支える為のものであるが、ルーフレールを想像させるデザインとなっており、ボルボらしいテイストを存分に感じることが出来る。シルバーのカラーもエクステリアと同じく統一感があっていい。
ちなみに、ゆったりとした配置の各種スイッチ類は、手袋をしたままでも操作をしやすいように考えられている。さすが北欧の雄 ボルボ、こうした配慮も抜かりない。デザイン的にも、ごちゃごちゃした感じがせずに好印象である。機能とデザインがうまく融合されており、これぞ北欧デザインといったところだろう。 |
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 |  |  |  | 左上:広大でフラットなラゲッジスペースは V70 譲り 右上:デザインと実用性が融合したハンドグリップ 左下:2.5 リッター直列 5 気筒ターボエンジンを搭載 右下:未塗装のバンパーとオーバーフェンダーがポイント |  |
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 |  | 柔らかな乗り味
それでは、実際に試乗したインプレッションをお届けしよう。
搭載されるユニットは、ボルボお得意の 2.5 リッター直列 5 気筒エンジンに、インタークーラー付ライトプレッシャーターボを組み合わせたものである。
そしてこの“ライトプレッシャー”がポイント。小さめのタービンを使い、低いブースト圧で立ち上がりを速くすることで、ターボラグをそれほど感じさせずに、自然なフィーリングを実現している。アクセルをパーシャルから少し踏み足しただけで、瞬時にブーストがかかり、クルマが加速してくれる。となると気になるのは燃費だが、10.15 モードで 9.2km/l と良好な数字をみせている。ターボというシステムのメリットを引き出しつつ、デメリットをうまく押さえていると言えるだろう。
オフロード走行には欠かせない、サスペンションストロークとロードクリアランスをしっかりと確保したサスペンションは、柔らかく心地いい乗り味である。ただ、ベースとなった V70 と比べると、重心位置はそれなりに高くなっており、また 215/65R16 というタイヤを履くのも影響しているが、ワインディングなどでは姿勢変化はそれなりにしてしまう。
続いては、AWD と呼ばれる 4 輪駆動システムについて。通常走行時は FF であり、前輪の空転を感知すると後輪へトルクが伝わるシステムとなっているのだが、まったくと言っていい程ドライバーにその変化を気づかせない。極めて優秀な制御を行ってくれるので、安心して運転することが出来る。
こうして見てみると、少しオフロードよりにセッティングされているようにも感じてしまうが、オンロードでの走行性能にも不満を感じるところは全く無い。オンロードとオフロードを両方こなせることを考えれば、うまくバランスのとれたセッティングがなされていると言っていい。
XC70 というクルマは、V70 をベースにオフロード走行を意識した改良が加えられた、ワゴンと SUV のクロスオーバーモデルである。荷物をたくさん積んで、家族でキャンプにも使えるし、ちょっとおしゃれをして、レストランへディナーに行くことも出来る。XC70 は、その柔らかでスタイリッシュなデザインだけでなく、フィールドを選ばない走行性能の高さがポイントである。インポート・プレミアム SUV セグメント No.1 は伊達ではないのだ。 |
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