 |  |  | | | まろやかな SUV、それがヒュンダイ JM | | 韓国生まれのグローバルカー、ヒュンダイ JM に試乗 |  | 世界を視野に入れて開発されたヒュンダイの新型モデル「 JM 」。 仕上がりっぷりはまずまず、リーズナブル性能は相当である。 |  | 文=ヤマダマサノリ(VividCar.com) 写真=河津秀昭(VividCar.com)
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|  |  |  |  |  |  | ヤマダマサノリ [VividCar元編集員] |  |  |  | | 編集稼業はハッキリいって報われにくいことも多々ある仕事なのだが、やればやるほど楽しい職業だったりもする。 |  |
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 |  |  |  |  |  | | ボディカラーは 全 10 色。標準のタイヤサイズは 215/65R15 である。 |  |
|  |  | 見た目で判断しないで
発表会場(屋内)で見たのとは違って、お天道さまの下で見る JM は、好みの問題はともかくフロントマスクに意外なインパクトがあった。目ヂカラならぬ顔ヂカラ。それでいて重ったるさがないのは、全体に丸さを感じるデザインのせいだろうか。 肩の力が抜けたやわらかな雰囲気は、威圧感を売りにするデザインが流行っているなかけっこう新鮮だし、じつはクルマのキャラクターにピッタリだったりもする。
なぜなら JM は、4WD なのは 2.7 モデルだけで、売れスジになるはずの 2.0 モデルは FF なのだ。写真は都合上「いかにもなシチュエーション」になってしまっているけれど、写っているクルマは 2.0GLX 。間違ってもヘビーデューティなクルマではない。そういえばエスクードにも似てない!? なのだが、本当のところはエラントラがベースのミニバンなのである。
まず初めに乗った 2.0GLX の印象は、なかなかに悪くなかった。韓国で試乗済みの某評論家先生がいっていた「けっこういいんだよね」の言葉がアタマをよぎる。 144 ps / 19.0 kgm を発生する 2 リッターエンジンは、ブチ回すと音振は正直に高まるけれど、そうでない場合は 4 速 AT を介して 1500 kg のボディを上手く走らせる。下り坂で勝手に加速する D レンジに古さを覚えつつも「もう 1 段欲しいな」とは思わなかったし、シフトショックの類で気になる部分もなかった。
ホォーと感心しながら、河口湖周辺によくある荒れたアスファルトを走ってみると、今度は足のアタリのよさと車内の静かさに気づかされた。ドタンバタンしそうな路面でもコトンコトンと受け止めてくれる。やわらかずぎず硬すぎずでイイ感じ。ロールもしっかりチェックされているから、ガラの悪い運転をしないかぎりは、有り体にいえば乗用車感覚の SUV だ。助手席の河津編集員も「想像以上だなぁ」と感心していた。
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 |  |  |  | | オプションの A パッケージを装着する印象はガラリと変わる。 |  |
 |  | | アルミホイールは全グレードに標準装備。ガラスハッチを備える。 |  |
|  |  |  | タイヤの違いで大きく変わる
好印象の 2.0 モデルに続き、今度はワイドフェンダー&サイドガーニッシュと 235/60R16 タイヤがセットになった、 A パッケージが装着された 2.7GLX に乗ってみる。見た目の変わりようはご覧のとおりで、控えめワイルドといった雰囲気になる(?)。ちなみに、ガラスサンルーフとヒーター付きレザーシートがセットになった L パッケージもあり、これと A パッケージの両方をまとめた F パッケージも用意されている。
4WD を採用する 2.7 モデルの車重は、FF の 2.0 モデルに対してプラス 100 kg の 1600 kgになるが、出力はプラス 31 ps と 5.6 kgm の 175 ps / 24.6 kgm だから問題というか、ゆとりの面では当然上回っている。しかし、そういう数値的なことよりも、4 気筒では得られないマルチシリンダーならではの質感の部分が、素の JM がもつ魅力のプラス α になるのではないかと感じた。
2.7 モデルも 2.0 モデル同様、バランスはいい。そこに A パッケージによる控えめなワイルド感が加わることで見た目もいいのだが、先に乗ったノーマル仕様にあった乗り心地のしなやかさがないのにはかなり驚かされた。 これはタイヤサイズの違いのほかに、215/65R16 がハンコック、235/60R16 がブリヂストンという銘柄の違いが大きいようで、後者はタイヤの剛性が高いぶんだけアタリが硬いのだ。硬さゆえに重く感じられ、実際ドタンバタンとなりがちだから、快適性の面では正直あまりオススメできない。けれど、街乗りにはカッコの良さもやっぱり必要なわけで、そういった部分を承知のうえなら選ぶ価値は大いにありだろう。
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 |  |  |  | | 【左】シートはクロス地が標準でオプションの L または F パッケージを選ぶとヒーター付きのレーザとなる。ボディカラーに応じてベージュとグレー 2 色の組み合わせ。【右上】インパネはシンメトリックなデザインでセンター部分に各種操作系を集中レイアウトする。トランスミッションはマニュアルモード付き 4 速 AT。【右下】6:4 分割可倒式のシートバックとクッションダウン機構の採用でラゲッジスペースはフルフラットにすることが可能。フロアボードは丸洗いできるタイプ。 |  |
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 |  | |  | 日本車プレイバック
じっくりと乗る時間の余裕がないなかで、 それでも JM はよくできたクルマだと思った。同時に、どこか懐かしい感じもした。というのも、その昔の日本車がヨーロッパ車を手本にしていたのと同じく、JMが日本車をお手本にしていると思われる部分が多々あるからだ。とくに、車内のデザインやマテリアルの選び方・使い方にそれが顕著だ。でもまだトータルクオリティでは、最新の日本車には及ばないレベルなのも事実である。 しかし、なんといってもこの価格だ。スゴイ!というしかない。ヨーロッパでは広く認知されているヒュンダイはいずれ、昔の日本車がそうだったように、そう遠くないうちに大きくレベルアップするのではないだろうか。すでにスタートラインには立っているのだから。
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|  |  |  |  | |  |  |  |  | ヒュンダイの新型 SUV「JM」発表会 ヒュンダイモータージャパン(株)は 2004 年 9 月 1 日、同社が新世代の世界戦略 SUV に位置づける新型モデル、「ヒュンダイ JM 」を発表した。
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 |  | |  |  | アイ・アム・サム〜「ヒュンダイ・グレンジャー」 ヒュンダイという車に接するとき、妙に構えたりちょっと高いポジションから語られることが多いように感じる。まるで少しづつ自分の身長に迫ってくる我が子に対するかのように、わずかな戸惑いを感じつつも自分の居場所を再確認して安心したがっているかのように。新しいグレンジャーというのは、つまるところそんな車なのだ。
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