 |  |  |  | 2004/10/08 |  |  | まつばらあつしの USED CAR LIFE! |  |
| | ちょっと旧い「M3」とのつき合い方 | | 〜新幹線高架下に行けばスベテがワカル?〜 |  | | さて「M」の特集だが、やはり今回も中古の「M3」を探して右往左往・・・してませんじつは。ちょっと旧い「M3」ならココ!というのが関東ローカルで申し訳ないが、あるのです。場所は新横浜、新幹線の高架下にある「Base!」というショップがそれだ。 |  | 文=まつばらあつし 写真=河津秀昭(VividCar.com) 取材協力=有限会社ベース 神奈川県横浜市港北区岸根町61-2 電話 045-478-3771
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|  |  |  |  |  |  | まつばらあつし [vividcar エグゼクティブディレクター] |  |  |  | VividCamera も少しづつコンテンツが増えてゆくのでお楽しみに。 また、クルマ関係の記事や、バイクとかいろんなものにも焦点を当てて行きたいと思うので、そちらの方もどうぞご期待を。人間としてはオートフォーカスじゃなくて、決めたものにフォーカスを合わせるマニュアルなタイプかも。 |  |
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 |  |  |  |  |  | | 「base!」の CEO 杉野雅弘さん。「M」のオーソリティだけあって話は明解でわかりやすい。 |  |
|  |  | やっぱ専門店?
今回の目的地は神奈川の新横浜。高架下にある「Studie / Base!」である。
Studie / Base! は BMW の専門店。新車や中古、パーツからはじまり、メンテナンスやチューニングまで、BMW のことなら「なんでも来い!」という正真正銘の専門店。その中でとくに中古車を扱う部門が「base!」というわけだ。
今回お話をうかがったのは、その base! の CEO である杉野雅弘さん。杉野さんにはちょっと旧い「M3」の選び方についておうかがいするつもりなのである。というわけで、さっそく旧い順にいってみよう。
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 |  |  |  | | 道路を挟んだ車両展示スペースには歴代の「M3」がさりげなくズラリと並んでいる。 |  |
 |  | | ショップ内はパーツなどが豊富に取りそろえられており、ミーティングテーブルなどでゆっくり選んだり、スタッフに相談できる余裕のある作りが特徴だ。 |  |
|  |  |  | 高級なハチロク
杉野さんは開口一番、E30 M3 は「高級なハチロクだと思えばイイ」と、イキナリ爆弾発言(笑)。さらに続けて、「いまとなっては速くない」とか「E36 には勝てない」「エアコンとか毎年必ずドコかが壊れる」などなど。
え!? じゃあ E30 M3 には手を出さない方がいいんですか? 「いえ、じつはそういうことを踏まえたうえでなお、あの男臭いデザインに惚れ込んでるひとはたくさんいますね。旧いクルマを楽しむというか、手間がかかるからこそオモシロイって感じる方も多いのです。ですから E30 は常にタマ不足なんですよ」と、意外な事実。たしかにイタフラ系のマニアに多い壊れ自慢みたいな楽しみ方は、BMW というブランドにはあまりみられない傾向だ。旧車の楽しみ方も硬派な感じになるのかもしれない。
では、そういうことを踏まえたうえで、何に注意するべきなんでしょうか? 「まあ、エアコン以外は各部のブッシュに注意すればイイですかね。あとは定期的にノーマルのパーツを交換していれば大丈夫です。たんに新車で売られてた時期がバブル期だったので、いいコンディションのクルマが少ないというだけです。ちゃんと手を入れれば OK」。
ちゃんと手を入れてあれば OK と。そのへんの見分けはできるのですか? 「言い訳じゃないですけど、ウチの E30 M3 は他の店よりも 100 万くらい高いと思います。でも、当然その金額分手を入れてあるから、2〜3 年は安心して乗れます。逆にいえば 100 万ほどメンテに費用をかければ E30 M3 を存分に楽しめます、ということですね」。
自信のあるショップでよく聞くのが、「他の店よりは高いけど、そのぶん手を入れているから安心だ」というフレーズ。逆にいえば自信があるからこそ、少々高くても売れるということなのだろう(実際売れてるし)。
いずれにせよ少々マニアックな、というか「M」そのものがマニアックではあるけれど、本当に好きなひとが指名買いする E30 M3。杉野さんは最後に小さな声で「ハチロクに飽きたひとがけっこう買いに来るんですよ」と笑っていた。
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 |  |  |  |  | | パーツは実際手に取って確認できる。レアなアイテムとか探せば出てきそうな状態。 |  |
|  |  | 買うならこちら
では次に、E36 M3 は?と訊くと、杉野さんの答えはこちらも明快。 「E36 M3 はイイですよ。とくに壊れるようなところもないし。そうですね、金額にして年間で最低 7〜10 万円程のメンテナンスポイントを押さえておけば安心できます。まあ、同年代の国産車と同じレベルですよこれは。だから楽に乗れるのでお買い得感がバッチリ。E30 は週末にときどき箱根に乗リに行く、みたいな使い方がメインになるかと思うんですけど、E36 なら普段の通勤など実用的に使えます」。
なるほど、たしかに安心できる「M」というわけらしい。でも、「M」らしい面白さという点ではどうなんだろう。よくいわれることなんですが、E36 の前期型と後期型では約 40ps の差がある。このへんは? 「速さだけなら後期型だろうけれど、前期型の方が面白さというか、乗ってて楽しい、いわゆるフィーリングが好きだってひとも多いですね。でも、ちょいとチューニングすれば前期型も後期型も区別はつかなくなります」と杉野さん。
そのへんの秘密は、なかなか口が堅くて聞き出すことはできなかったが、やはり base! には秘密のノウハウがあるらしい。 「それに、E36 からサービスフリーウェイが始まったので、メンテ不足のクルマはほとんどないです。だから安心して乗れるんです」。
じゃあ、E36 ではとくに注意する点はない・・・と? 「というわけでもないんです。サーキット走行するような使い方をするなら、後期型は油温が上がり気味になるので、オイルクーラーが必須、という感じですかね」。
まあ、その程度ならノープロブレムだろう。たしかに値段をみても、E36 にはココロを動かされる。一番の売れスジというのは間違いなさそうだ。見た目も普通だし、いわゆる「羊の皮を被った狼」を気取るには最適だ。
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 |  |  |  | | ピットでは常に数台がメンテナンス中。最新の 645i や旧い M などがさりげなくあったりして、好きなひとにはこたえられない風景。 |  |
 |  | | エンジンフードを開けて見える「M」のエンブレム。オーナーだけに許される至福のときかも。 |  |
|  |  |  | SMG には気をつけろ
「でもひとつ、SMG には気をつけた方がイイです」。 SMG、すなわち例のセミオートマチックというか、F1 パイロット気分になれるというアレですね。
「97 年あたりの SMG はセンサーがコケるのであまりよくないです。多くの店では SMG というだけで 100 万は安い値段がつくことがあるんですが、トラブルが多いので、実際乗ってからメンテで 100 万はかかる(笑)。アクチュエーターは 5 年ごとに交換を覚悟しなきゃならないし、正直あまりオススメはできませんね」。
じゃあ SMG はやめた方がイイ? 「98 年以降なら、それほどでもないから大丈夫と思いますよ。いずれにせよメンテをしっかりしたものであれば、SMG でも安心できます」。
なるほど。では、現行型でもある E46 はどうでしょう? 「 SMG 含めて心配はいりませんね、だから、安心という点では E46 が一番。まあ、これは商売上、ね」。
というと? 「個人的に正直にいえば、面白さでいうとチューニングした E36 後期型がイイですね。峠でもサーキットでも速さで E46 と差はほとんどないですよ」。
うむー、そういう杉野さんもそんな E36 後期型に乗っているとかで。やっぱり一番面白いんでしょうね、で、そのキモというか秘密というのは? 「とにかくエンジンがイイ。他のメーカーでは考えられないほど、ものすごい神経を使って作られています。その心意気というか、エンジニアの気持ちが乗り味というかフィーリングとして我々に伝わるわけです」。
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 |  |  |  |  | | 上を新幹線が走る高架下のショップ。奥行きがあるのでじつはかなり広い。 |  |
|  |  | やっぱり見て確かめる
というわけで、約半日、お話をうかがったり「M」を眺めたりさせていただきましたが、実際にこれは乗ってみないとなかなか解らないもの。というわけで、歴代「M3」のくわしい試乗記も掲載中(ページ右上のリンクからどうぞ)、乗り味に関してはそちらをご覧いただきたい。
ともあれ、ちょっと旧い「M3」を選ぶときの注意点などをいろいろとうかがうことはできた。あとは予算と相談。もちろん杉野さんはいろいろな相談に乗ってくれるはずだ。
ちょっと旧い「M3」乗りを目指すなら、はじめの一歩として、ぜひ Studie / Base! に足を運んで欲しい。「M」に限らず、クルマ選びは実際自分の目で確かめてみるのがイチバンなのは鉄則です。
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|  |  |  |  | |  |  |  |  | 歴代 M マシンに昂ぶる BMW M 社がいままでにリリースしてきたロードカーを紹介します。M1 以外は BMW のモデルをチューンしたクルマですが、まるで生き物のような息吹を感じるマシンばかりです。
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